『丸山昇一、イン、男の墓場文化祭、アット、松山シネマルナティック』開催!:杉作J太狼XE「美しさ勉強講座」連載102 (2/5ページ)

ブッチNEWS

 ちなみに男の墓場プロダクションと松山シネマルナティックの共同開催映画祭は今年で3年目。去年は岸田森さん主演の南海放送制作ドキュメンタリードラマ『わが兄はホトトギス』を上映した。岸田森さんと松田優作さんが師弟のような関係であることを考えると去年から今年につながるこの流れ、不思議な縁である。

 不思議な縁といえば『戦争の犬たち』の主演、飯島洋一さんはこの映画の実はプロデューサー。この映画には清水宏さんが準主演、というか、ほぼ主演格で出演されているがこの役、最初に飯島さんたち製作陣がオファーをしたのは松田優作さんであった。清水宏さんは『探偵物語』に優作さん演ずる工藤俊作探偵と仲のいい古道具屋兼闇のバイヤーとしてレギュラー出演している。工藤さん、『闇の狩人』見ました? 原田芳雄がよかったですよー、と映画の感想を工藤探偵と言いあう。互いに映画ファンという設定で、これがたいへんよかった。すばらしかった。製作、放映から40年になるがまったく色あせない。地球はあそこで自転を止めていると思ってもいい、と私は思っているんだやはり。

『戦争の犬たち』に松田優作さんは出演していない。松田優作さんが自分の代わりにというかたちであろうか、推薦、紹介したのが清水宏さんであった。

 青木義郎、佐藤慶、草薙幸二郎といったベテランが『戦争の犬たち』には出演しているがたしかにこのならびに松田優作の名前があってもまったく自然である。このあたりの話は私が飯島洋一さんから伝聞で知ったことなので正確な話は29、30日、飯島洋一さんも松山にいらっしゃるので飯島洋一さんから直々に話していただけるだろう。

 そういう意味ではタイトルは『丸山昇一、飯島洋一、イン、男の墓場文化祭、アット、松山シネマルナティック』なのかもしれない。飯島洋一さんは男の墓場プロダクション旗揚げ映画『任侠秘録人間狩り』に主演していただいたり、その後の作品すべてに出ていただいたり、それより以前、私がプロレス団体の仕事をしていたときにも協力していただいたり、いや、その他もろもろ、日常的にずっとお世話になっており、身内的なムードと、第一回からずっと参加していただいてるので、居て当たり前、みたいな気分もあり、タイトルに記してなかった。

「『丸山昇一、イン、男の墓場文化祭、アット、松山シネマルナティック』開催!:杉作J太狼XE「美しさ勉強講座」連載102」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る