《閲読注意!》200年前にあったホンモノの「八つ裂きの刑」とは (2/2ページ)
不幸なことにダミアンはこれでも死に切れなかった。彼は胃に注ぎ込まれた鉛と油を吐き出しながら大声で泣き叫び、その悲惨な姿を観衆が間近で見て、卒倒する者が続出したそうだ。
後は上で述べられた通り、彼は4頭の馬によって体を八つ裂きにされるはずだった。が、このときに手違いが起きる。何と何度引っ張っても中々手足が千切れず、彼は全身の血と肉と骨を飛び散らせながら、長い時間苦しみ抜いて息絶えたというのだ。
この様な残酷な刑を命じたルイ15世は、その後どうなったのだろう? 彼は対外戦争に負け続け、国家財政を完全破綻させた「フランス史上、最も愚かで最低の君主」と言われたが、晩年は重い天然痘にかかり、全身が汚物の様なひどい潰瘍に覆われたまま、臭いウミにまみれて長い間苦しみ抜き、64歳で死んだという。
これはもしかすると「ダミアンの666の呪い」だったのだろうか。もしそうであるならば、彼は最後の最後で暗殺を成功させたことになる。
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