巨人・原辰徳監督「やりたい放題」独裁体制の崩壊 (2/2ページ)

日刊大衆

“全権監督の限界か”とも囁ささやかれていました」(前出のデスク)

■批判のさらなる原因とは

 批判の矛先の一つ、それは捕手の起用法だという。

「今季の巨人は小林、炭谷、大城を併用していますが、固定できないことが、むしろマイナスに働いていますね」(球界関係者)

 捕手陣には今季FAで炭谷が加入。原監督が大きな期待を寄せた新戦力だった。

「原監督は、正捕手の小林に不信感があった。だからこそ、貴重なFA枠を使ってまで、リードに定評のある炭谷を獲得したわけです。ただ、壊滅状態にある今の投手陣を見ると、期待ハズレといわれても仕方ないでしょう」(前同)

 開幕前、万全と見られていた巨人の先発陣。そこに、西武で若手投手を育ててきたベテラン捕手を獲得することで、さらなる底上げを目論んだが……。

「5月に入って、先発投手に勝ち星がつかない試合が増えた。確かにエース菅野の不調も大きいですが、こんなことなら原監督も、炭谷じゃなく、西(阪神)を獲っておけば……なんて声も上がっています」(同)

 さらに、シーズン前から立て直しが急務といわれたリリーフ陣も、結局、改善が見られないままだ。

「新守護神として獲得したクックは、たった8イニングの登板で右肘に違和感を訴え、登録抹消。結果、先発に戻したはずの澤村に、またリリーフとして頼らざるをえないわけですから、どこかチグハグです」(球界事情通)

 そんな投手陣をカバーしているのは、チーム打率、長打率、出塁率がリーグ1位の打撃陣。死角はないように思えるが、実は、ここにも危険サインが隠れているという。

「今は丸、坂本におんぶにだっこの状態。2人が故障でもしたら……。そもそも彼らの前後を打つバッターがしっかりしていれば、もっと楽に戦えているはずなんです」(元番記者)

 数々の計算外で窮地に立たされている巨人。この続きは6月10日発売の『週刊大衆』で。

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