渡辺謙、池江璃花子選手へ「ベストの道を」とエール、そして東北への思い

日刊大衆

渡辺謙、池江璃花子選手へ「ベストの道を」とエール、そして東北への思い

 6月6日放送の『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)に、日本を代表するハリウッド俳優の渡辺謙(59)が出演。坂上忍(52)と直接対談し、東日本大震災の被災者への思いや白血病で闘病中の競泳の池江璃花子選手(18)へ励ましの言葉を語り、話題となった。

 今でこそ精力的に俳優としての活動を続けているが、大河ドラマ『独眼竜政宗』(NHK)で主役を務めた後の29歳、“これから”という時期に白血病を患い、1年以上に渡り闘病生活を送ることになった渡辺。

 しかし、この大病の経験は渡辺の価値観を大きく変えたそうで、「自分の中では“行けー”という感じのときだったのよ。なんだけど、ちょっと後で振り返ってみると、それで本当に人生終わりなのかっていう。俳優という仕事ができようができまいが、そうじゃないところに、もう一回、人間を生きる意味みたいなものがあるんじゃないかと、すごく思った」と当時の心境を語った。

 その後、順調に役者の活動を続ける中、2011年の東日本大震災で、『独眼竜政宗』のロケを行った東北の地が被災したことに心を痛めた渡辺は、自分にできることはないかを模索。地元の人と協力し、「K-port」と名づけたカフェを気仙沼にオープンした。多忙な渡辺が毎日店に出ることはできないが、月に1度は調理場に立ち、さらに開店してから6年間、ほぼ毎日、手書きのコメントを店にファックスで送っているという。

 そのコメントは、自分の近況や時事ネタなど幅広く、中には今年2月に渡辺と同じ白血病であることを公表した池江について、「同じ病を経験した者としては、できるだけ穏やかに治療に専念出来る様にしてあげて欲しいです。今ある生を一生懸命生きるのだと改めて感謝! ごゆっくり」と記したものもあった。池江選手が全快し、2020年東京五輪で活躍できればと願いつつも、「でも、それだけじゃないんだ。だから今、ベストの道を探してほしい」と熱いエールを送った。

 今回の対談で、自身の思いをありのままに語った渡辺に、ネットでは「被災地への思いに拍手を送りたい。6年間活動を続けている人はそこまで多くない」「同じ病気をして健康になった本人が言うんだから池江選手には励みになったと思う」「渡辺謙カッコいい。池江選手も頑張ってほしい」「不倫というイメージがあるが、やはりいろんな経験をした謙さんの言葉には重みがある」といった声が上がった。

 自身と同じ病気と戦う池江選手への励ましの言葉や、被災地への思いに感動した視聴者が多かったようだ。

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