平安時代から重宝されてた赤紫蘇の脅威のパワー!酢とのコラボで健康やダイエットにも最適なんです

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平安時代から重宝されてた赤紫蘇の脅威のパワー!酢とのコラボで健康やダイエットにも最適なんです

赤紫蘇は梅干しだけに使うものだ、って思っていませんでしたか?

6月に入ると、そろそろ市場に赤紫蘇が出回るようになりますね。この赤紫蘇、梅といっしょに漬けるだけではなく、健康と美容のためにすごい効果を発揮する利用方法があること、ご存知ですか?今回はその利用法をご紹介したいと思います。

赤紫蘇

赤紫蘇

赤紫蘇の効能って?

日本でも平安時代から栽培されて重宝されてきた紫蘇ですが、それは香りがよかったから、という理由だけではなさそうです。では、昔の人は紫蘇の何がよくて大切に育ててきたのでしょう。

それは、おそらく、昔から人々が、赤紫蘇のもつすごい効能に気が付いていたからだと思われます。

もともと紫蘇は、ヒマラヤやビルマなどが原産地で、日本には、中国を経由して入ってきたと言われています。中国では、食中毒を起こして死にかけていた人々が紫蘇を食べて生き返ったという言い伝えがあって、「紫蘇」という名前の由来はその蘇生力にあると言われています。

実際に紫蘇には、カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、鉄分、そしてカリウムが豊富に含まれているだけでなく、ペリルアルデヒド(シソアルデヒド)という成分が含まれています。これは紫蘇の香りの成分で、強い防腐・殺菌作用を持っているので、お弁当シートなどに使われています。

これに加えて赤紫蘇に含まれているロズマリンというポリフェノールは、強力な抗酸化作用を発揮し、さらに、肝臓の解毒機能を促進してくれる成分だ、と考えられています。

そういった紫蘇の効能から、紫蘇ジュースを作る人も増えているようですが、それよりもおススメしたいのが、紫蘇酢なのです。

紫蘇と酢

紫蘇と酢

酢とのコラボでダイエットにも!

酢には、血圧や血糖値の上昇を抑え、内臓脂肪を減少させる働きがあることが科学的に証明されています。そこに赤紫蘇を加えたら…?

実は、今、この紫蘇酢がひそかなブームを巻き起こしているのです。

酢そのものが持つ、内臓脂肪減少効果に加えて、赤紫蘇のロズマリンがダブルで健康と美容に功をなすというのがブームを呼んでいる理由。ことに赤紫蘇に含まれているカリウムが、その利尿効果によって体のむくみをとってくれるので、体すっきり効果が期待できます。

紫蘇酢の作り方 紫蘇酢

紫蘇酢

できれば無農薬の赤紫蘇を1kg、きれいに洗って水気を切ります。
紫蘇は葉っぱだけを手でちぎっておきます。

事前に煮沸消毒をしておいた5リットル用のボトルに上記赤紫蘇の葉っぱをぎゅうぎゅうに詰め込みます。

そこに純米酢(穀物酢でもよい)を4~5リットル、注ぎこみます。

これを1か月くらいおいたら出来上がりです。飲む時に、ハチミツを加え、炭酸水や水などで割って飲むのもいいですし、お料理に使ったりドレッシングに使ったりするのもいいですが、毎日、大さじ1杯(15cc)を飲むとよいとされています。

甘党の方は、紫蘇の葉っぱを漬けるときに氷砂糖を入れるようですが、それだと糖分とりすぎになる恐れもありますし、甘味が調理に支障をきたすこともあるので、漬けるときは酢だけにすることをおススメします。

赤紫蘇

赤紫蘇酢

6月から9月まで、紫蘇が出回る時期にしかできない紫蘇酢、健康と美容のために試してみてはいかがでしょうか。そうそう、赤紫蘇には、鎮静作用があるので、寝る前に盃1杯飲むとぐっすりと眠れる、といった報告もあるようです。

注:寝る前に飲む場合は、必ず歯をみがいてお休みくださいね。

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