前田敦子、妊娠してから「映画の好みが変わった」 (3/3ページ)
最後はびっくりするような結末なので、ぜひ観てほしいです!
――前田さんが主演を務める『旅のおわり世界のはじまり』(2019年6月14日公開)も、主人公の葉子(ようこ)がリポーターの仕事に専念しなきゃいけないのに、恋人のことで悩んでしまうなど、働く女性たちが共感できるシーンも多いですよね。
葉子は仕事では強いけど、実はすごく脆い女の子。ウズベキスタンでのロケ期間中、恋人への不安が出てきた途端ボロボロになって、仕事が手につかなくなったりしちゃうんです。
――でもその感じ、すごく共感できます。実は私もこの前、恋人と別れて、泣きながら仕事していたので(笑)。
うんうん、そういうときもありますよね。仕事してるときの女性はかっこいいけど、何も考えずに仕事だけしてる女性ってきっといないじゃないですか。みんな何かに悩んでるし、葛藤してる。
――特に今は女性の生き方の選択肢が広がった分、悩みも増えている気がします。
そうですね。でも、悩んだ経験があるから、女性は強くなっていくんじゃないかなって思うんです。そういう成長過程が映し出されているのが、今回の作品。
働いている女性は強く見えても、実はそれだけじゃない。いろんなことと戦っているんだって共感しながら観てほしいです。男の人にも「ああ、女性っていろいろがんばっているんだな」と思ってもらえたらいいな。
映画『旅のおわり 世界のはじまり』
テレビリポーターを務めながらも“舞台で歌う”という夢を諦めきれない葉子は、巨大な湖に棲む“幻の怪魚”を探す番組ロケのため、クルーとともに、かつてシルクロードの中心地として栄えたウズベキスタンを訪れた。
ある日の撮影が終わり、ひとり街に出た彼女は、聞こえてきた歌声に誘われて美しい劇場に迷い込む。彼女が旅の果てで出会ったものとは?
黒沢清監督がウズベキスタンに1カ月まるまる滞在し、広い国土を使って撮影された本作。リポーター・葉子役の前田敦子を中心に、番組クルー役に加瀬亮、染谷将太、柄本時生を迎え、絶妙のチームワークを見せる。
2019年6月14日(金)、テアトル新宿ほか全国公開
(取材・文:高橋千里/マイナビウーマン編集部、撮影:洞澤佐智子)