浅田美代子 独占インタビュー 胸に刻む樹木希林さんの言葉 (3/4ページ)

週刊実話

でも、そういう新鮮な気持ちで今は取り組んでいます。

★希林さんと裕也さんのこと

――奇しくも希林さんの遺作という特別な意味を持つことになりました。
浅田 この作品をやると決まった時点で、「これはきちんと最後までやり切らないといけない」と覚悟はしていました。ただ、その時点では希林さんが亡くなるなんて考えてもいなかったから…。がんが転移していることはもちろん知っていたけど、こんなに早いとは思っていなかった。自分は近くにいたからこそ、「まだまだ亡くなるってことはないでしょ」という希望的観測も含まれていたのかもしれないですけどね。でも、本当に最期まで元気だったんですよ。自分で車を運転しながら、あちこちで精力的に活動されていましたし。若干、食欲は落ちたかなと思ったけど、去年の夏は暑かったですし。

――時系列でいうと、クランクアップしてから亡くなったんですか?
浅田 はい。撮影はすべて終わり、編集に入っていたタイミング。入院した病床でも「どうなっているの?」って、この作品のことを常に心配してくれていました。(元になった)実際の事件のインタビュー音源を入れるかどうか、頭を悩ませていたし。

――浅田さんから見た希林さんとは?
浅田 …生き様が立派な人だったと思う。芝居に関してだけじゃなく、人生そのものが立派だった。希林さんがいつも私に言っていたのは、「芸能人である前に、まずは人なんだよ」ということ。周りがチヤホヤしてくれることで勘違いする人も中にはいるけど、人としてきちんと地に足をつけて生きることが一番大事。「だから私なんてね…」と言って、「Suicaも持っているし、ジパング倶楽部にも入っているの」って自慢するんです。逆に言うと、人としてちゃんと生きていないと芝居なんて無理という考えだったんです。

――浅田さんが結婚した際、希林さんと内田裕也さんが、本気なのかと吉田拓郎さんに詰め寄った話は有名です。普通、家庭の話に首は突っ込まないですよ。
浅田 その後、離婚した時、「別れても相手を悪く言わない。あなた、そこは偉いよ!」って褒めてくれました(笑)。それで言うと、希林さんも裕也さんのことは決して悪く言わないんですよね。私なんて何度「離婚したら?」って言ったか分からないのに。

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