『アラジン』が羽賀研二じゃない!? ピエール、玉木“声優交代”のドタバタ劇
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6月14日、日本テレビの『金曜ロードSHOW!』でディズニーのアニメ映画『アラジン』がノーカットで放送となる。『千夜一夜物語』の『アラジンと魔法のランプ』を原案としたこの映画。魔神のジーニーを声優の山寺宏一(57)が、主人公のアラジンは『機動戦士ガンダム00』のロックオン・ストラトス役などで知られる三木眞一郎(51)が吹き替えを務めているが、「アラジンといえば羽賀研二」という印象を持つ人も少なくないのではないだろうか。
「1992年の公開以来、日本版でのアラジンの吹き替えは元タレントの羽賀研二が担当していました。今ではタレントのアニメ吹き替えは不評を浴びがちですが、羽賀の少し鼻にかかった、セクシーな声質がプレイボーイのアラジンにぴったりだったんですよね。もちろん三木眞一郎がうまいのは言うまでもありませんが、羽賀研二のどことなくうさんくささを感じさせる吹き替えになじみがあるという年配のディズニーファンは多いのではないでしょうか」(アニメ誌ライター)
羽賀研二は2007年6月に、詐欺・恐喝未遂の罪で起訴。懲役6年の実刑判決を受け、沖縄刑務所に服役している。それを受けて、アニメ映画『アラジン』は2008年に声優を交代。アラジン役として三木眞一郎が新たに声を当て直した。
「トラブルが原因で声優差し替えとなるケースは珍しくありません。2013年公開のアニメ映画『アナと雪の女王』に登場する魔法の雪だるま・オラフもそうですね。夏にあこがれる、無邪気で人懐っこいオラフの演技は好評でしたが、演じていたピエール瀧(52)が3月12日、コカインを使用したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕されたため、あえなく降板。逮捕当日、ディズニーが公式サイトを通して“オラフの日本語版吹き替え声優を交代することを決定しましたのでお知らせします”と発表しました」(前出のアニメ誌ライター)
なお、11月22日に続編『アナと雪の女王2』が公開される予定だが、交代後のキャストは明らかにされていない。
■『ジュラシック・ワールド』はヘタすぎたから交代……?
事件のトラブルではなく、声優交代というケースもある。2015年公開の映画『ジュラシック・ワールド』では、劇場公開の際に、俳優の玉木宏(39)が主人公・オーウェン、女優の木村佳乃(43)がヒロイン・クレアの声をそれぞれ吹き替えていた。
しかし、2017年8月4日に『金曜ロードSHOW!』で同作が初放送された際にすべてのキャストを一新。オーウェンを山本耕史(42)が、クレアを仲間由紀恵(39)が吹き替えを担当した。
「実は『ジュラシック・ワールド』の玉木と木村の吹き替えが“ヘタすぎる”という声が公開時から目立っていてネットでは不評が相次いでいたんですよ。一部スポーツ紙では、その客からのブーイングが2人の所属事務所まで届いたため、日テレが事務所との関係を考慮し、わざわざ制作費を用意して声を取り直したとまで報じてました。ただ、フタを開けてみれば山本と仲間の声もピッタリとはいかず……。芸能人の吹き替えがバチッとハマるケースは少ないんですよね」(芸能記者)
何かと声優が差し替えになることも多い洋画の世界。慣れ親しんだ声が急に変わると、なんだかちょっぴりさみしい?