恋愛作家が手ほどき。“女性からの告白”の流儀
2人でお出かけもするし、毎日のようにLINEのやりとりもある。でも彼は、なかなか「付き合おう」とは言ってくれない……。はっきりしない関係にやきもきして、もういっそこちらから告白したい! と思いつめる人も少なくありません。
もし女性から告白するとしたら、どんな風に切り出せば成功しやすいのでしょうか。
■女性はいつまで待ち続けられる?
男女平等の時代になったと言われてはいますが、いまだに「恋愛は男性がリードするもの」「告白やプロポーズは男性からするもの」と思い込んでいる女性が、実はとても多いのです。女性からアプローチするなんて悔しい、とさえ言っている人もいます。けれどその一方で、女性から気持ちを告白して成功している事例もたくさんあります。
女性は男性にくらべて、時間への感覚が鋭いのです。「1年間も仲良くしているのに告白してくれないってことは、私はただの友だちってこと?」「来年30歳になっちゃうから結婚も考えたいし、そろそろ告白してほしい」などと、今後のことを考えてしまう。もし望みがないのだったら、待っていてもしかたがないわけですから、待つ時間が長ければ長いほど、白黒はっきりしてもらいたがるようになるのです。
■なかなか告白しない男性の心の中は?
それでは、男性はなぜなかなか告白してくれないのでしょう。
それは、失敗したくないからです。もし告白してフられたら恥ずかしい、と考え、なかなか勇気が出せません。
たとえばふた昔も前、バブル時代の男性たちは“当たってくだけろ”とでも言わんばかりに、女性を次々に呼び出しては告白するような、良くも悪くも勇ましい姿がありました。けれどこの令和の時代、男性たちは「もしかしたらフられてしまうかもしれない」「フられたら立ち直れないかもしれない……」と、おくびょうになっているのです。
失敗をひどく恐れるあまり、女性に対しても「この人は100%俺のことが好きだろう」という確信が持てるまでは、好意を表に出しません。友だち以上恋人未満のような、どっちにも取れる態度でいるのは、いつでも「友だちのつもりだった」という言い訳ができるからなのです。
若い世代ほど自分に自信がなく「こんな僕を好きになってくれる人なんているだろうか」という不安と共にいます。
■待っていた女性の悲しい結末
男性がなかなか動こうとしないので、女性はイライラしたり、“もうこれ以上待てない”と言って他の人を探しに行ってしまったりと、残念な状態になることも少なくありません。
「自分から告白しちゃえばいいんじゃない?」と言っても、「どうして私が動かなくちゃならないの!?」と強く反発する人もいます。女性が動くしかない状況なのだということを理解し、「女から切り出すなんて」という固定観念から脱却する必要があるでしょう。
たとえば、A子さんには会社帰りに一緒に食事や映画に行く仲の男性がいました。仲のいい友人なのか、それとも恋人として交際しているのかよくわからないまま、日時だけが過ぎていき、とうとう2年経ってしまったのです。
しびれを切らして、とうとう彼女から「私たちってほぼ恋人だよね?」と問いただしたところ、「僕は親友だと思ってきた」という答えだったのです。「期待して、彼からの告白を待ち続けた2年間はなんだったの?」とガックリきてしまったのだとか。
■時間を無駄にしないために
恋愛は待っていれば必ずいいことがある、というわけにはいきません。A子さんのように、いざ確認してみたら相手には恋愛感情がなかったという悲惨な結末が待っている場合もあるのです。さすがに2年も待つのはダメージも大きいので、ある程度、半年ほど経っても彼から何もアクションがないときには、女性のほうから水を向けてもいいのではないでしょうか。
といっても、いきなり恋の告白をしてしまうと、2人の関係そのものに亀裂が走ってしまう場合もあります。まずはさりげなく、相手の気持ちを探ってみましょう。たとえば素敵なカフェに行ったときに、「また来年も一緒に行きたいね」と言ってみるのです。あなたと今後も交際を続けたいのなら、「そうだね、来年も行こうね」と答えてくれるでしょう。
“その答えだと友人扱いかもしれない”と不安の場合は、旅行の話を持ちかけてみましょう。泊まりがけでも抵抗がなさそうだったら、かなりの確率で“友人以上の関係”と考えているはずです。
■「私たちの関係って何?」……LINEの質問はスルーされる
告白は、できる限り、直接顔を見て言ったほうがいいでしょう。文章や電話だと、お互いの目を見つめることができません。それでは真実の気持ちを伝えられないかもしれないからです。
また、よく女性がやってしまいがちなLINEの問いかけとして、「私たちの関係ってなんなのかな?」というものがありますが、これはかなりの確率でスルーされるのでおすすめできません。
知り合いのアラフォー女性が、あやふやな関係の男性に対し、「私たちってなんなんだろうね」とLINEをしました。すると彼は、他のLINEには返答するのに、その質問だけはスルーしたそうです。もう一度やってもスルーだったので、もう自分で告白するしかない、と彼女は決意しました。
彼との食事がベストタイム。なぜなら……
結局彼女は、彼との食事のときに思い切って、「好きなんだけど」と直球で言ったそうです。なぜ食事中を選んだかというと、食べている途中で、逃げることができないからなのだとか。彼女の計算通り、彼はその言葉をかわすことができませんでした。
「私は好きなんだけど、あなたは?」
彼女がもう一度そう問いかけると、彼は「そんなの言わなくてもわかるだろ」と、答えたそうです。結局、彼の唇から「好き」という言葉が出ることはありませんでしたが、彼女は満足でした。
その後、彼と彼女は前よりもいっそう、一緒に出歩くことが増え、今では休日は彼女の部屋でまったりと過ごすことが当たり前になっているそうです。彼女の勝因はいくつもあります。まず、直接言ったこと。そして、食事中に切り出したこと。それから「好きなんだけど」という短い言葉だったことです。
告白するときは、結婚式のスライドショーではないのですから、2人の出会いから長々語る必要などありません。単刀直入に「好き」と伝えればいいだけなのです。そのほうがストレートに彼の心に響きます。自分の気持ちに素直になった人が、いちばん強いのではないでしょうか。
(内藤みか) ※画像はイメージです。