長嶋茂雄、王貞治…大谷翔平へ託した“先人たちの夢” (4/4ページ)
「プロで本当に二刀流を実現したわけですが、ルーキーということもあり、投打とも成績は中途半端に終わっています。そのため、球界では二刀流に対する懐疑論が持ち上がり、“打者大谷”“投手大谷”で侃侃諤諤の議論となりました」(スポーツ紙デスク)
しかし大谷は、周囲の雑音を自らシャットアウトしてみせた。
「2年目は先発ローテの柱を担い、24試合に登板し11勝4敗。打っても、打率・274、10本塁打と、“2ケタ勝利、2ケタ本塁打”を実現しました。これで世間を、“本当に二刀流ってできるんだ”と認めさせたわけです」(前同)
圧巻は4年目の16年シーズンだ。20回の先発登板で、10勝4敗、防御率1・86。野手としては打率・322、22本塁打、67打点を記録。
「まさにプロでも“エースで4番”の活躍」(同)という離れ業をやってのけた。
「本人は信念を持っていましたが、本当は二刀流に対するプレッシャーも相当あった。“プロなのに、二刀流なんてワガママを言うんじゃない”と憤る球界OBもいましたし、栗山監督だって、“勝ち星が計算できる投手専任で起用したい”のが本音だったはずです。 そうしたモヤモヤしたものが、16年のシーズンを経て、すべて吹っ切れてしまったんです」(スポーツ紙パ・リーグ担当記者)
ひと皮剥むけた大谷。そんな怪物が、さらなる覚醒を遂げたのが、この年のシーズンオフに実現した“ミスタープロ野球”長嶋茂雄氏(巨人軍終身名誉監督)との出会いだった。
6月24日発売の『週刊大衆』では続けて大谷翔平について特集。ミスターが贈った大谷への言葉を紹介している。