逮捕され、そのまま刑務所に入ってしまった飼い主の帰りを警察署前で1年間ずっと待ち続ける犬(アルゼンチン) (2/3ページ)
また、警察官らが徒歩で町中をパトロールする際には、なついて後をついてくるようにもなり、シーラは警察スタッフたちにとって大切な家族の一員となった。
しかし、それでもやはりシーラは、最後にはいつもの場所、警察署の前に戻って飼い主を待つのだ。

・シーラのために警察が驚くべき配慮を行う
ファン・ホセ警視副総監が地元メディアに語ったところによると、シーラの飼い主への溢れる忠誠心と愛情、そして飼い主との美しい絆に感心した景観が、時々飼い主を独房から出してシーラと一緒に過ごす時間を持たせてやるという異例の配慮を行うようになったという。
しかし、驚かされるのはそれだけではない。シーラが他の犬に襲われて瀕死の怪我をした時にも、なんと警察が獣医院へ連れていったのだ。
シーラは、数か月前にブルドッグに攻撃されかなりの怪我を負ってしまった。
警察スタッフは、すぐにシーラを獣医院へ運び、治療を受けさせた。シーラは、15日間の入院を必要とするも、その治療費は警察側が全額負担した。
幸いにもシーラはその後、完全回復。元気になって再びもとの場所へ戻り、いつものように飼い主を待ち続けている。
「飼い主が自由になれば、シーラは一緒に家へ帰ることでしょう。そうなれば我々も寂しくなりますよ」と話すマルティーニ副総監。
飼い主に下された懲役判決は3年半。シーラにとっては、まだまだ長い月日を待ち続けなければならないが、少なくとも警察関係者たちがシーラを可愛がって世話をし、時々飼い主にも会わせてもらえることが何よりの救いだろう。