『半沢直樹』は大コケする? 続編ドラマに潜む落とし穴 (2/2ページ)
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6月20日に最終回を迎えた『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)が良い例だ。これは竹内結子の主演で人気を博した『ストロベリーナイト』のリメイク版だが、二階堂ふみが主演の今回は思いのほか視聴率が伸び悩み、平均で6%台(ビデオリサーチ調べ/関東地区)という低空飛行に終わった。以前のファンが見たいのは自分が好きだったドラマ、つまり当時のキャストであって、主要キャストが変更されてしまっては視聴者が離れてしまうのだ。そうなると香川照之の出番が少ない、あるいはない『半沢直樹』は危険なドラマになりそうだ。
実は最近、過去にヒットしたドラマの続編が増えている。06年にヒットした阿部寛主演の『結婚できない男』や、こちらは単発ながら山田涼介主演で人気を博した『もみ消して冬』(日本テレビ系)の続編の放送が発表されている。一定のファンがすでにいる作品は、新しい作品で勝負するより数字が見込めることから、続編に期待しているのだろう。
テレビ全体の視聴率が伸び悩む中、制作に時間も金もかかるドラマは、特に厳しい状況に追い込まれている。少しでも見られる可能性が高い作品を放送したいのは当然ではあるが、続編といえど、必ずしも手堅くないことは忘れないほうがいい。
いずれにせよオリンピック直前、なにやら国民全体が盛り上がりそうな来年4月に、半沢直樹が帰ってくる。倍返しがうまくできるかは、そのキャスティングにかかっている。香川照之の不在をフォローできるような、大物俳優、女優のキャスティングを期待したい。(ドラマライター・半澤則吉)