日本僑報社の最新刊『日中未来遺産―中国・改革開放の中の‘草の根’日中開発協力の「記憶」』、7月中旬から発売へ (2/4ページ)
寒冷地の黒龍江省方正県で稲作技術を伝えた藤原長作、中国全土で水稲畑苗移植技術を指導し、コメの増産に貢献した原正市、スイカの品種改良に心血を注ぎ、北京の人気銘柄に名前の一文字が採用された森田欣一、地域開発の理念と実践である“一村一品”運動が中国でも広く受容された平松守彦……。
本書は、改革開放の初期にあたる1980年代から90年代に、草の根レベルで顕著な開発協力成果を挙げたこれら日本人専門家4人にスポットを当て、知られざる改革開放の協力交流と中国側のコメモレイション(記念・ 顕彰行為)の事例に迫る。
日本の国際協力機構(JICA)で対中政府開発援助(ODA)に従事した経歴を持つ著者が、民間草の根協力の「記憶」をひもとき、日中のあるべき未来へ繋ごうとする渾身の研究成果をまとめた一冊。
【著者略歴】
岡田 実(おかだ みのる)
拓殖大学国際学部 教授。東北大学法学部卒業後、民間企業勤務を経て、1988年に国際協力事業団(JICA)入職。JICAでは北京大学留学、中国事務所員、中国援助調整専門家、中国事務所副所長として約10年間対中政府開発援助(ODA)に従事した他、本部、外務省経済協力局、JICA研究所等で勤務。
2010年、法政大学大学院で政治学博士号を取得し、2012-13年度法政大学法学部兼任講師。2014年度より現職。
現在、大学で教鞭をとるかたわら、NPO法人日中未来の会、一般社団法人国際善隣協会などで日中民間交流活動に参加している。