美女ざんまい「実話劇場」 戦慄かなのインタビュー (2/3ページ)
大金を稼ぐ手段として彼女がたどり着いたのは、JKビジネスだった。誰かに教わったのではない、自ら考え出して取り仕切ったのだという。
――その内容って?
戦慄 100均で大量に買ったパンツを街でスカウトした女子高生にはいてもらい、それを1枚8000円でおじさんに売るんです。多い時は月に300万円稼いでました。でも、JKビジネスは10カ月で終了。自宅に警察官が来て、そのまま児童相談所の保護施設に送られました。そして中等少年院に収容されたんです。16歳でした。
――結果、2年間もいることになり、その間に猛勉強をして今は有名私立大学の法学部で学んでいる!?
戦慄 はい、そうです。といっても、急に勉強が好きになったわけじゃなく、ある先生(女性の法務教官)が私と1対1で向き合ってくれたのが大きかったと思います。どんなに暴言を吐こうがイスを蹴ろうが先生は助けを呼びませんでした。そのうち少年院でのすごし方も変わっていき、読書が楽しみになっていったんです。小説から心理学の本まで、置いてあるのは何でも読み、足りなくなると新聞に広告が出ている本を片っ端から母親に差し入れしてもらいました。法学部を選んだ理由は、漠然と法務教官になりたいと思ったから。警察とか鑑別所では色んな法律用語を聞かされるじゃないですか。耳馴染みがあったし(笑)。六法全書を差し入れしてと母親に頼んだ時は、驚きながらも喜んでましたよ。
★出身者はみな水商売に…
――将来はその知識をどのように役立てようと?
戦慄 虐待されている子どもたちを救いたいんです。昔の私と同じ思いをしている子どもたちの力になりたい。そのためには法律の知識が必要かな、と。実際、ネグレクトや虐待されている子どもたちをサポートするNPO法人『bae(ベイ)』も立ち上げました。でも、今現在、虐待されている子は、自分から助けを求めることが難しいんです。私の場合も「SOSを出して」と電話番号の書かれたカードをもらっても、カバンの隅にはしまっておくけど、最後まで電話をすることはできませんでした。そういう子たちが、自然な形で立ち寄れるような空間(相談室みたいなもの)を設けて支援できたらいいですね。それと、少年院出身者の就労支援も頑張っていきたいと思っています。