正夢とは? 5つの特徴と予知夢との違い

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正夢とは? 5つの特徴と予知夢との違い
正夢とは? 5つの特徴と予知夢との違い

夢に見たことが現実になる「正夢」。誰しも一度や二度は、この単語を耳にしたことがあるはずです。

でも、具体的に正夢とはどんなもの? また、よい夢を正夢にする方法はあるのでしょうか。今回は「正夢」のあれこれについて、くわしく紹介します。

■そもそも正夢とは?

辞書によれば、正夢とは「夢で見たとおりのことが起こると考えられる夢。また、実際に起こった夢」のこと。つまり夢の内容が現実になる、そんな夢のことを正夢と呼びます。

◇正夢は「潜在意識」が関係する

そもそも私たちは顕在意識、つまり表に出てくる意識を使って生活していますが、顕在意識の下には、無意識とも呼ばれる潜在意識が何倍、何十倍もの領域で潜んでいます。

例えとしてよく使われるのが、氷山。

海面から顔を出しているのは、氷山のほんの一角でしかありません。海中には非常に大きな氷の塊があり、その一部が海面にはみ出していて、私たちはそれを氷山と呼んでいるわけです。

顕在意識と潜在意識もまったくそれと同じ仕組みで、表に出ている顕在意識は氷山の一角でしかなく、その下には見えていない大きな潜在意識があるということ。

正夢は、その潜在意識がキャッチした何かの情報を、夢の中で知らせてくれているものであり、それが現実化したものとされています。

◇正夢にしたいなら人に話してはいけない?

よく、見た夢を「正夢にしたいのならば人に話すな」といわれることがあります。

人に話すとその夢は実現しない、あるいは「逆夢」になってしまうということなのですが、本当にそうなのでしょうか? 特によい夢ならばウキウキと人に話したくなるのが人間の常。

たしかに占いの分野では、人に話すと正夢は実現しにくい、とされています。

というのも前述したとおり、私たちの夢は潜在意識からの働きかけによって見るもの。反対に、顕在意識から潜在意識に働きかければ、潜在意識のありようも変わってきます。

人に話すことによって、相手の反応に自身の心が左右され、すると潜在意識にもそれが伝わっていくという図式です。

例え話をしましょう。「試験に合格する」という夢を見たとします。

この夢の内容を人に話したとき「あなたの実力で合格するはずがない」と言われたり、言葉にしないまでも「そんなはずがない」という雰囲気を感じ取ったりしたとしたら、潜在意識にも「合格は不可能」という信号が送られることになります。

するとあなた自身は「合格できない」という潜在意識をもつことになり、どうせ不合格ならば勉強などという苦しい努力をしなくてもいいとさえ思うようになってしまう。そして結果として「試験に失敗」してしまう……。

これが「正夢を人に話すと叶わなくなる」ことの仕組みなのです。

■正夢を見分ける5つの特徴

では、どんな夢が正夢なのでしょうか。正夢を見分ける特徴を整理してみましょう。

◇(1)明け方に見た夢

明け方、目覚めの直前に見る夢は正夢の可能性が高いとされています。

現実と夢との境界線がはっきりしていない状態のときは、顕在意識がまだはっきりと目覚めた状態ではありません。つまり潜在意識の働きかけが強いため、正夢となりやすいのです。

◇(2)何度も見る夢

何度も同じ夢を見た場合、それは正夢である可能性が高いでしょう。

潜在意識が私たち自身に「こんなことが起きるよ!」と強くアピールしていると思ってください。「正夢であることに早く気づいて!」という潜在意識からの声かもしれません。

◇(3)現実味がある夢

妙な現実味を持つのも、正夢の特徴のひとつ。

夢の内容というものは非現実的ででたらめなことが多いものですが、手触りがリアルだったり、夢そのものが非常に現実的な内容だったり、香りをはっきりと覚えていたり……、それは正夢だからなのかも。

◇(4)内容を詳細に覚えている夢

夢の中に出てきた小道具の細部まで思い出せたり、人がなんと言っていたか、言葉のはしばしまで覚えていたりするなど、夢の内容をくわしく覚えていることが正夢の条件です。

なんとなくこんな感じとか、~~だったような気がする、といった夢は正夢ではないと思ったほうがよさそうです。

◇(5)夢の中の時間の流れが現実と同じ

夢とは支離滅裂な側面があり、突然、場面が切り替わったり、現在のことを見ているのに急に過去に戻ったり、といったことがよくあります。

ところが正夢の場合、場面が省略されたり、突然切り替わったり、あるいは時間が飛んだりせず、あたかも現実の生活を送っているように時が流れていくのも特徴のひとつです。

■夢を正夢にする方法はある?

見た夢がとてもいい内容で、どうしても現実のものにしたいと思うことがあるでしょう。

たとえば「憧れの彼と一緒にお茶をする夢」を見たとしましょう。冒頭でお話しした通り、これは潜在意識から伝えられた夢です。

これは彼とお茶をしたい、仲よくなりたいという願望が心に潜んでいて、それが夢という形であなたの目の前に登場したもの。そもそもは「彼と仲よくなんてなれないだろう……」という諦めの気持ちがあるからこそ見る夢です。

したがって、このままでは現実になる可能性は低いでしょう。でも、この夢を正夢として現実化させる方法があります。

◇夢を見たら「絶対現実になる」と思い込む

それは顕在意識を上手に使って潜在意識に働きかけること。具体的には、絶対に彼と親しくなれるのだと思い込むことです。決して諦めないようにしてください。こうやって潜在意識にも「彼と親しくなる」というメッセージを送るわけです。

また彼と親しくなれるチャンスを探しましょう。一緒にお茶をしているときの会話をシミュレーションしてみるのもいいでしょう。

なんであれ潜在意識にプラスの働きかけをし、現実の生活でも正夢になるような努力を続けること。それができれば、正夢にするのも不可能ではないはずです。

なお「正夢は人に話さないほうがいい」という条件も守って。

人の意見に惑わされず、自分だけに向かって、心の中で何度も何度も夢の内容を話しかけましょう。きっと潜在意識は応えてくれ、夢が正夢として現実化することでしょう。

■正夢と予知夢との違いは?

よく耳にする予知夢という言葉。これと正夢の違いはなんなのでしょうか?

予知夢とは、未来に起こることをあらかじめ知ることができる夢。そして、いくつかに分類されるのが特徴です。最後にこの2つの関係性を探っていきましょう。

◇正夢は予知夢のカテゴリーのひとつ

正夢は、予知夢という大きなくくりの中のカテゴリーのひとつだと考えるといいでしょう。

予知夢のほかのカテゴリーには、何かの暗示的なものによって未来を伝える夢があります。たとえば数字、物の形、色などによってメッセージを送っている夢。その数字や形、色などがとても印象的だけど、正夢と違ってそれが何を意味しているかはよくわからない……、そんなケースです。

また、たとえばブッダやイエス・キリストといった現実には会えるはずのない存在や、すでに亡くなっている人からなんらかのメッセージを受け取る夢は「霊夢」と呼ばれ、これもまた予知夢のひとつです。

あるいは夢の中でデジャヴュの体験をした方も多くいるでしょう。「前に体験したことがある!」「いつだったかわからないけれど、絶対に見たことがある光景だ!」などといった感覚が何かを暗示するケースも、予知夢にカテゴライズされます。

予知夢は上記のような何種類かのカテゴリーにわけることができますが、いずれにしても未来を知らせる夢であり、それが未来のいずれかの時点で現実に起きる夢のことなのです。

正夢への理解が本物の正夢を呼ぶ!

こうなったらいいと思う夢が、現実になったらどんなにうれしいでしょう!

そのためには正夢とはどんなものなのか、どうしたら正夢を見ることができるかなどを深く理解することが大事。ちょっと難しい話もあったかもしれませんが、じっくり読んで、正夢に関する知識をストックしてください。

夢に見たことを現実にできるかどうかはあなた次第ですよ!

(マリィ・プリマヴェラ)

※画像はイメージです

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