「金銭的、時間的自由を手に入れてほしい」 起業を志す人へ、女性経営者のメッセージ(後編) (3/4ページ)

新刊JP

それは今でもそうで、小学校に保護者向けに講演に行くと7割方のお母さんは仕事と子育てを両立しています。仕事をしていない親御さんのほうが少ないですよね。

その両立も保育園や学童保育などの制度を使って頑張っているけれど、やはりギャップはまだまだ埋められない。保育園は午後4時までなのに、仕事は午後6時までとか、カバーできる制度が整っていなかったり。「男性は仕事で成果を出すもの」という考え方も強く残っているので、お父さんに仕事を休んでもらうこともしにくい。となると全部お母さんに負担が行ってしまう。

それに、女手一つで子どもを育てているシングルマザーの方々も本当にすごいと思います。

――女性が子育てと仕事を両立しながら、キャリアを積み重ねていけるように経営者はどんな配慮が必要でしょうか?

ビューエル:これはすごく難しいと思うんです。女性の場合、結婚、妊娠、出産そして子育てというイベントがある中で、普通で考えるなら時間か成果報酬のどちらかで管理するしかないんですよね。その両方で管理することはできません。

だから時間で管理ということになるんですけど、私はすごく迷って成果で管理をするようにしました。初めて女性社員が妊娠して、出産を経て会社に戻ってくるにあたり、どういう風にすればいいのか考えて。それで、勤務時間ではなく成果で見てみようと。そうすれば、時間の融通がきくようになりますからね。

――ビューエルさんの会社では女性が営業として活躍されているそうですが、そういう背景があるからなんですね。

ビューエル:そうなんです。だからその女性社員もすごく頑張ってくれて、本当に活躍しています。思い切った選択をしたと思うのですが、今は一番しっくりくる形になったと思います。

――今後もその方針は変えずに?

ビューエル:社会情勢も変わっていくので、何かしらの変化はあると思います。制度的な影響もあるでしょうし、合わせていくしかないかなと。

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