警察の“差別”に憤慨! 暴走老人『上級警護』の一方ストーカー被害者は…

まいじつ

警察の“差別”に憤慨! 暴走老人『上級警護』の一方ストーカー被害者は…

今年4月、東京・池袋にて危険運転で大事故を起こし、7人を重軽傷させ若い母親と幼い命を奪ったことで〝平成最後の大犯罪者〟となった飯塚幸三容疑者の現在を、写真週刊誌『FLASH』のWEB版『SmartFLASH』が報じた。

当時も大きな話題になった同事件だが、中でも国民が不信感を募らせたのはメディアや警察による飯塚容疑者の扱い。当初、飯塚容疑者はメディアから「飯塚元院長」との肩書で呼称されていた他、警察は同容疑者を逮捕しないまま捜査を進めたことから、その特異な扱いに対しては不満が爆発していた。

ネット上では、元官僚といった経歴や瑞宝重光章を授与されている過去から、飯塚容疑者が「〝上級国民〟だから特別扱いを受けている」との見方が主流を占めることに。そして今回の「SmartFLASH」の報道では、飯塚容疑者の自宅に捜査員が車で連日張り付いており、加害者にもかかわらず〝警護〟を受ける異例の待遇を受けていることが明らかになった。

明らかに公平性を欠く警察の対応

記事内でコメントした元警察官僚の弁護士によると、飯塚容疑者は世間からのバッシングに遭っているため、警察が身の安全を案じて警護している可能性が考えられるとのこと。しかし、警察が加害者を警護することはまずあり得ないそうで、ここでも〝上級国民〟ゆえの待遇を受けている様子がうかがえる。

一方、7月10日には、2016年に元ファンのストーカー男から全身を刺されて重傷を負った歌手の冨田真由さんが、警視庁を管轄する東京都を相手に損害賠償を求めて提訴したことが話題となった。提訴の理由は「再三ストーカーの危険性を伝えていたにもかかわらず、警視庁が必要な警備を怠った」とのことで、飯塚容疑者の過剰な〝上級警護〟とは正反対だったことが語られている。

両者の対応差を巡っては、ネット上でも、

《冨田さんは警護してもらえなかったのに、犯罪者の飯塚上級は警官に自宅を警護されている世の中。これが平民と上級の違い…》
《警察は庶民の味方ではない》
《逮捕されないのもそういう特権階級ってことなんだね。老体だからっていうのは、ウソなんだ》
《この人を警護できるならストーカー被害を受けている人たちもちゃんと警護してあげなよ》
《殺されるかもって富田さんは言ってたのに、警護もパトロールもなかったのに》

などと怒りが爆発。事件から3カ月がたとうとしている今なお、飯塚容疑者を取り巻く状況は相変わらず不可解なままだ。

表面上、日本に身分制度はないとされているが、目に見えないだけで確かに存在していると言わざるを得ない。

【画像】

Roman Samborskyi / Shutterstock

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