赤西仁“ジャニーズ批判”から読み解く「圧力騒動」真の黒幕とは…


7月17日夜、ジャニーズ事務所が、かつての所属タレントである『新しい地図』の3人をテレビ出演させないよう一部民放局に圧力をかけていた〝疑い〟があるとして、公正取引委員会から注意を受けていたことが一斉に報じられた。
報道によると、公取会はかねてウワサの絶えなかった〝圧力説〟を巡り、独占禁止法違反の観点から関係者への調査を進めていたとのこと。その結果、違反行為は認定できなかったが、違反につながるおそれがあったとしてジャニーズ事務所を注意している。
衝撃的なニュースにネット上は騒然とし、多くの芸能人もSNSでこの話題に言及。中でも、元『KAT-TUN』赤西仁のツイートには、彼がジャニーズ事務所所属だったことから〝古巣批判〟として大きな注目が集まっている。
こうゆうのが蔓延ってるから日本のエンタメがどんどんつまらなくなっていくの。
日本TVの作品もずっと同じクオリティでぐるぐる。
でも”圧力をかけている“という風に見えないように忖度を自主的にさせるように仕向けてたとしても、ちゃんと独禁法にひっかかるのだろうか?#忖度沢山 #才能が育たない https://t.co/9zJa1CSETN
— Jin Akanishi 赤西 仁 (@Jin_Akanishi) July 18, 2019
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一方、同報道によって特に批判を浴びているのが、7月9日に亡くなった同事務所元社長のジャニー喜多川氏だ。
故人をスケープゴートにする〝真の黒幕〟今回の報道直後、ネット上ではジャニーズ事務所に対し「横暴だ」などと批判が殺到。そして、そんな事務所のトップだったことで、ジャニー氏も「圧力をかけていたのか?」などと非難の的となってしまった。
しかし、この批判に対する反論もある。
「『SMAP』の解散時、ジャニー社長は〝影に徹する〟というポリシーを捨ててマスコミにコメントを発表するほど、最後まで5人の身を案じていました。さかのぼれば、郷ひろみや田原俊彦らも退所後まで気に掛けていましたし、たとえ事務所を辞めてもタレントは一貫してわが子のように愛する人でしたよ。賞レースに自社のタレントをねじ込むよう働き掛けたことはあったみたいですが、辞めたタレントへ報復するよう暗躍するなんてまず考えられません。赤西だって、同氏が逝去した際はオリジナルソングまで作って感謝と恩を表していました」(ベテラン芸能記者)
では、圧力をかけたと疑われる行いをしたのは誰なのか。どうやら、黒幕は次期社長に内定しているあの〝女帝〟らしく…。
「ジャニー氏は事務所の社長に就いていましたが、担っていたのはあくまで舞台やコンサート、メンバーの選抜といったプロデュース業。事務所の運営や対外的な交渉といった実務面は、もっぱら姪である藤島ジュリー景子氏の仕事でした。そしてジュリー氏にとって、かつて事務所内で派閥争いを繰り広げていたI氏率いる『新しい地図』は〝不倶戴天の敵〟。もし圧力をかけていたとしたら、ここに可能性があるかと…。すべての責任を亡くなったジャニー氏のせいにしてしまったら、〝新生ジャニーズ事務所〟の思うツボになるかもしれません」(ジャニーズライター)
公取会という公権力の介入により、一気に重大性を増してきた圧力問題。しかし、間違った情報にもとづく批判は、思わぬ抜け道を与えることになるだろう。
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