史上最高の謝罪会見を演出!宮迫博之にあって岡本社長になかったものとは!? (1/2ページ)

アサジョ

史上最高の謝罪会見を演出!宮迫博之にあって岡本社長になかったものとは!?

 お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之と、ロンドンブーツ1号2号の田村亮が7月20日に緊急会見を実施。契約解消された吉本興業から許可を得ない形で実施した謝罪会見だったが、そこには一定の説得力と猛省を物語る“言葉のパワー”があった。

 黒のスーツに身を包み、酷くやつれた表情で記者の前に現れた2人は、そもそもの騒動の発端である反社会的勢力への闇営業、ならびに金銭の授受、そしてその事実を一部隠して世間に発表していたことを詫び、当然ながら反社会的勢力による詐欺を被った被害者への謝罪も忘れなかった。

 目に涙を浮かべた宮迫は騒動発覚から吉本興業との協議までの経緯を事細かに説明し、その過程の中で、一刻も早く謝罪会見を催したい宮迫や亮に対して、吉本側が“静観”の姿勢を示したことで、双方の間に方向性のズレが生じたことも吐露。途中、パワハラとも解釈されかねない発言が吉本興業の岡本昭彦社長から浴びせられたとの事実も明かすなど、次第に“暴露会見”の様相を呈したが、終盤に「吉本興業に対する想い」を尋ねられた宮迫は「大阪人に生まれ、こんなアホを30年間育ててくれた吉本興業には…そりゃあ…感謝…感謝しかないですよ…。こんな…こんなこと(会見)したくないに決まってるじゃないですか」と号泣しながら訴えている。

「この宮迫の号泣会見にフィードバックする形で2日後に岡本社長が会見を実施しましたが、長年話芸を売りにしてきた宮迫らの“刺さる会見”とは大きく異なり、後者はダラダラと長い印象を受ける“言い訳会見”のようなものになってしまいました。しかし、これは岡本社長の問題ではなく、やはり小さな会見場を独壇場に変えた宮迫の手腕を讃えるべきでしょう。芸人としてだけでなく、役者や司会業をハイレベルにこなし、ハリウッド大作の声優業も任される器用なマルチタレントでもある彼は、真剣に説明しなければならない場面では淡々と事実を述べ、熱量を込めるべき感情的なシーンではその想いを独自の間合いで一気に放出させるなど、長い会見の中にあっても巧みなメリハリをこしらえていました。これは素人にマネのできる芸当ではなく、2時間以上におよぶ会見をフルで視聴するに耐えれる“ショー”に近い。

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