具志堅用高に怒られた!?「麻美ゆまのあなたに会いたい!」〔後編〕 (2/3ページ)
まともにパンチをもらわないでほしいな、と思うね。とはいえ、プロだからね。俺は“打たれる前に打て”と教えているよ。打たれた後だと遅いからね。特にボクシングはラウンドも長いから、ダメージが蓄積されていくんだよね。とにかく先に打って、自分のペースに持ち込むしかないんだよね」
ゆま「そういうのは練習で培っていくものなんですか?」
具志堅「練習をして経験を積むことだね。ただ、強いヤツは最初から強い。パンチをよけるのも上手だし、狙って打てるヤツは強い。あとは、打たれたときの痛みを我慢できるヤツと、できないヤツがいるんだよね。パンチの怖さを知ってしまうとダメだね。どうしても怖がって、いいところまでいくけど負けてしまう。怖さを乗り越えないとダメなんだ」
ゆま「そうなんですね。ボクシングを語るときの具志堅さんは、さっきまでとは全然表情が違いますね」
具志堅「熱くなっちゃうね」
ゆま「こんなこと聞いたら、怒られちゃうかもだけど。私、何かの本でボクサーは試合前、禁欲をしないといけないと聞いたことがあるんですけど、本当ですか?」
具志堅「(熱い口調で)当たり前だよ! 試合前に女の子とイチャイチャしていて勝てるワケないじゃん。ボクサーは“戦う”という動物的本能を持って、リングに上がるんだから! 勇気と根性だよ!」
ゆま「ひぃえー。ご、ごめんなさい!」
具志堅「もちろん、試合前じゃなかったら、いいんだよ。切り替えだよ、切り替え。プロは! それなのに、本当にもう……若いヤツらは」
■愛犬グスマンはブサイクで飽きない
ゆま「いろいろと思うところがあるんですね……変なことを聞いて、ごめんなさい。話題を変えて、具志堅さんといえば、愛犬“グスマン”との話がホノボノしていて、ステキですよね」
具志堅「(途端に表情が柔らかくなり)うんうん。もう、この夏で10歳になったから、少し衰えてきたんだけどね。かわいいんだよなぁ。