ヒッチコックかな。屋根の上に巣を作り老夫婦を激しく攻撃し続けたカモメ。6日間外に出られず(イギリス) (2/2ページ)

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 しかし、ある日ロイさんが玄関から出ると、カモメは攻撃をかけ、ロイさんの後頭部を激しく突ついた。ロイさんは出血するほどの怪我を負い、慌てて車に乗り込んで地元の病院で治療を受けた。幸いにして軽傷だったが、「顔を攻撃されていたらと思うとゾッとしますよ」とロイさんは話す。

 玄関の横にはガレージがあり、キッチンからガレージに出入りできるようになっているため、そのまま車に乗って出ればカモメに襲われるという問題はないが、ガレージを閉めることができなくなるために不用心になってしまう。ロイさんは途方に暮れた。

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Veronique DANSAC-BON/iStock

・協議会や保護団体はカモメへの対応をせず

 カモメの攻撃でまる6日間も玄関から外へ出ることができなかったロイさんは、地元協議会に連絡するも「ニシンカモメが一旦巣作りすると、保護義務があるためどうにもできない」と言われた。

 そこでロイさんはRSPCA(英国動物虐待防止協会)やRSPB(英国鳥類保護協会)へも連絡し、助けを求めた。ところが、鳥が無事なら人間はどうでもいいといわんばかりに、何の対応もしてもらえなかったそうだ。これにはロイさんは怒りを露わにしている。

 結局、ロイさんから連絡を受けた地元BBCのラジオ局のみが、ロイさん宅へ出向き、一時的ではあるが気休めとして、またカモメからの攻撃をこれで凌ぐことができればと、イベント用のテントをガレージの真上に設置するというささやかな配慮を行った。


・ヒナが巣立つまでは待つ以外になす術なし

 ロイさん宅へ訪問し、今後の対策を相談したという協議会は、「ニシンカモメの繁殖期前には、住民の皆さんには家に鳥が巣を作らないように保護対策をするなどして対処し、更にカモメの攻撃から身を守ることをお勧めしております。一旦カモメが巣を作ると、解決策は制限されてしまうのです」と述べている。

 つまりは、どれだけ人間が攻撃されても協議会もなす術がないようだ。ロイさんも、どうやらヒナが巣立つまでは、今はひたすら我慢して待ち続けるしか方法はなさそうである。

References:Mirrorなど / written by Scarlet / edited by parumo
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