４０分の施術で１０８００円を請求されたと『女性セブン』の取材で語っている。

　さらに別の友人は、ヘルニアの施術を受けたが、いくら続けても改善されず、あきら。から「これだけやっても治らない人は初めてだから、霊が憑いている」と、親戚の霊能者を紹介され、除霊を勧められたと、『女性セブン』では伝えている。

「あきら。は周囲に、“うつ病や骨折まで治せる”と話し、さらに歯列矯正についても“歯なんて俺が施術すれば動いて治る”とも語っていたというから驚きです。現在は宇宙パワーを否定しているとのことですが、こういったことをやっていた人が、影響力のある芸能人として活動していくことにも大きな懸念を感じてしまいます」（前出の芸能プロ関係者）

　あきら。の所属事務所も今回、『女性セブン』の取材に対し、所属前の話としながらも「今後、誤解されかねないような言動をしないよう、注意を致しました」とコメントを出している。

　あきら。行っていたような施術について、科学的根拠のないトンデモ健康法を常にウォッチ、取材しているライターで、２０１８年に著書『呪われ女子に、なっていませんか？』（ＫＫベストセラーズ）を上梓した、山田ノジル氏はこう語る。

■トンデモ健康法ウォッチャーの山田ノジル氏の見解は？

「『手かざし施術』は、民間療法の『気功』や『霊気（レイキ）』、新興宗教などが行っていることがよく知られています。個人的な意見ですが、これらも含め、スピリチュアル界隈で行われている手かざしは、“心のケア”の部分が大きい印象です。他者が自分の不調の治癒を祈ってくれることに安堵しリラックスする……という効果くらいしか、想像ができません。

　手かざし療法のパンフレットで、“骨折も治った！”という体験談を目にしたことがあります。しかし人体には『自然治癒』機能がありますので、治ったとしても十中八九それによるものではないでしょうか。しかし、この手のビジネスは、そこを“自分の手柄”にすり替えるのが定石です。手かざしの場合は『自然治癒力、免疫力が手かざしで高まったから』と謳うケースが多そうです。