むき身の生肉が皿の上から脱出するまでの動画が話題に。この肉はいったい何?
海外で話題となっていたこの動画は、「チキンゾンビ」と呼ばれており、皿の上に盛り付けられたむき身となった肉のようなものが、パタパタと動き出し、皿から脱出するというものだ。
むき身の鶏肉が動き出すとかありえるのだろうか?もしかしたら別の肉なのか?それとも...とりあえずはその映像を見ていただこう。
田雞逃跑實錄
・いったい何の肉なの?
オリジナルの動画の出所は不明だ。わかっている範囲では、1月ほど前に中国語のフェイスブックに投稿されたのが最初だ。
チキンゾンビとは呼ばれているものの、本当に鶏肉なのだろうか?
家禽の専門家であるアメリカ・オーバーン大学のアイット・モリー博士は、「ちょっと極端な気がします。鶏肉を痙攣させるのなら、鶏をシメてからすぐに骨を抜き、皿に乗せる必要があるでしょう」とチキン説を疑っている。
通常レストランに供される鶏肉は屠殺してからきちんと処理を済ませており、死後硬直は済んでいる。だから、末梢神経はとっくに落ち着いてるはずなのだそうだ。
「筋肉をあんな風に痙攣させるには、タイミングよく処理しなければなりません。」
・カエルの肉であるという見方も
モリー博士の見解によれば、むしろカエルの脚だと思われるそうだ。カエルの脚の場合、塩をふりかけるだけで、まるで活きているように収縮し、ビクビクと動くようになる。
Frog Legs Dancing With A Little Salt
・カエルの専門家は否定
一方、カエルの専門家によると、この肉はカエルには見えないという。アリゾナ大学のジョン・ウィーンズ博士は、「カエルには見えませんね。何なんでしょう?」と困惑気味だ。「賭けるならカエルには賭けません。魚か何かでしょうか?」
皮が剥かれているので、特定はより困難だとのこと。とにかく「不気味」という印象ばかりが強いようだ。
・フェイク映像の可能性もあり
別の線として、超リアルに作られたフェイクという可能性もある。人をびっくりさせるために、手の込んだ偽動画がネットに投稿されるのはままあることだ。
何しろ最新のCGやAIの技術に使えば、一目では嘘を見破れない映像を作ることができる。もはや動画であっても鵜呑みにできない時代になってしまっているだ。
USAトゥデイ紙の動画編集者ロバート・リンドマン氏は、動画が改ざんされたものであることを確信しているという。
特に怪しいのは、痙攣するカエルやイカとは違い、お肉の動きがあまりにも機械的なことだ。
「カメラが左に向けられているのも変ですよね。何だか動きをきちんと見えないようにしているみたいです。もし目の前であんなことがあれば、僕だったらもっとアップで映すけどなぁ。」
とのことだ。
References:Zombie chicken: Viral video of crawling raw meat likely isn't chicken/ written by hiroching / edited by parumo