宮迫も岡本社長も全員救いたい?友近らを困惑させる松本人志の“義理堅さ” (2/2ページ)

アサジョ

でもプロ根性で乗り越えましょう」とツイートするも、友近は大きすぎる課題を乗り越える準備がまだ芸人サイドには整っていないと主張し、「松本さん、ちょっと待って、ってなってしまった」とコメント。上層部と長い付き合いを持つ松本と、彼らの威厳や権力を前に大きな不満を抱えてきた中堅以下の吉本芸人の間に、わずかなズレが生じ始めているとも考えられる。

「28日放送の『ワイドナショー』で松本は、加藤や友近とは対立構造になっていないと主張しましたが、考え方にわずかな違いがあることは示唆しています。これには松本の博愛精神も大きく関わっているのかもしれません。かつて松本はラジオ番組で自身の人間性について、『一度関係を持ったり、縁を築いた人間とは、余程のことがない限りその繋がりを切ることはできない性格』と語っており、義理堅い性分であることを何度も自負してきました。今回の件で言うならば、嘘や過ちを犯してしまった宮迫や亮だけでなく、闇営業を主催した入江慎也に対しても復帰のチャンスを与えたいと考えており、過去にも未成年と不適切な関係を結んだ板尾創路の復帰を後押ししていたともされています。しかし、同時に、各メディアから叩かれている岡本昭彦という人間ともデビュー直後から長い付き合いがあるのも事実。宮迫らと同じく、岡本社長にも義理を感じているのかもしれません。この部分は、松本と他芸人との間に存在する完全な意見の違いとも考えられます」(前出・テレビ誌ライター)

 宮迫と亮による“告発会見”に応じる形で、その2日後に会見を開き、保身に走る姿勢がさらなる火種を生んだ格好の岡本社長だが、松本からすれば、「長年面倒を見てきた後輩vs長年の付き合いがある戦友」という構図になり、そのどちらを切り捨てることもできないというのが本音なのかもしれない。

 現状維持か、はたまた大改革か。吉本興業の行く末に大きな注目が集まっている。

(木村慎吾)

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