「飲むべきビール」「ダメなビール」完全判定 (2/3ページ)

日刊大衆

岡田氏にビールの“効能”を挙げてもらうと、(1)血液をサラサラにする(2)ウイルスに対抗する(3)炎症を抑える(4)動脈硬化を抑える(5)認知症の予防になる(6)更年期の症状を抑える

 まさに、いいこと尽くめだが、これで驚くのは早い。「コレステロール値の高い人が1日330ミリリットル缶(外国ブランドのビールは主にこのサイズ)1本を1か月飲み続けると、明らかにコレステロール値が下がったというデータもあります」(岡田氏)

 ビールは効果抜群の「健康飲料」だったわけだ。とはいえ、アルコール類なのだから、当然、飲みすぎは禁物。肝機能の低下などのリスクを高めるからだ。しかし、寿命に関係する興味深い疫学データもある。「アルコール摂取量と死亡率(人口10万人あたり)の関係です。結果、男女ともに毎日1杯のアルコール飲料を飲んでいた人たちの死亡率が最も低かったんです」(前同)

 ビール・ワイン・ウイスキーの酒類別に死亡率を調べた調査もある。それによると、ビールはワインには及ばなかったものの、ウイスキーより低かった。

■ワインに勝る点は?

 さしもの「健康飲料」も前出のポリフェノールの宝庫とされるワインには勝てなかったわけだが、少し視点を変えて、“適量”も踏まえて考えてみるとしよう。1日の適量は男性でアルコール約20グラム程度。ビール(アルコール5%の場合)で言うとロング缶1本分。ワインだと、グラス2杯弱。ワインの場合、ついついボトル単位で飲みがちだが、その点、ビールなら1缶=適量ですませやすいので、結果的にビールに軍配が上がるとも言える。

 ただし、ビールの効能は麦芽とホップによるもの。一般のビールの原料は主にこの2種類のみだが、発泡酒や第3のビールになると、副材料の大麦・コーンなどの他、甘味料・着色料・酸味料・香料などの食品添加物などが加わる。また、例の糖類の問題もある。

 前出の岡田氏は、「甘味料などの添加物や糖類は微量なので、無視して差し支えありません。また、糖質ゼロのビールにこだわる必要もありません。逆に糖質を十分に摂らないと脂肪が燃焼しないからです」と言うが、課題は残る。

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