「飲むべきビール」「ダメなビール」完全判定 (1/3ページ)
のどが渇いて、つい飲みすぎてしまいがちな夏だからこそ知っておきたい、ビールの栄養素と危険性を徹底検証!
仕事帰りに、キンキンに冷えた一杯をグイッとひと飲み。ビールのうまい季節がやってきた。ビールとひと言に言っても、一般的なビール(主に原料が麦芽とホップ)や、発泡酒(主に麦芽比率25%未満で副材料を使用)、第3のビール(発泡酒に麦由来のリキュールを混ぜたもの)、ノンアルコールビールと種類は豊富。最近では第3のビールに「糖質ゼロ」をうたう製品も目立ってきた。お腹の出てきたお父サンにとっては、強い味方となりそうだが、糖質ゼロビールの缶に表示された「原材料欄」に「糖類」の文字を見つけ、驚いた人もいるだろう。これで、なぜ「糖質ゼロ」なのか。「100ミリリットル中に糖質が0 .5グラム以下の場合はゼロと表示してもいいと定められています。ですので、糖質ゼロとうたっていても、実際には微量ながら糖類が含まれていることもあるんです。何杯か飲めばその分、糖分を摂取していることになり、食後の血糖値上昇につながります」(栄養士)
糖尿体質の人は、糖質ゼロだからといって安心できないというわけだ。
その一方、ビールと健康との関係に詳しい新潟大学名誉教授の岡田正彦氏(医学博士)は、「人類が紀元前4000年からビールを飲んでいたという文献もあります。それだけ長い歴史のある飲み物が、体に悪いはずがありません。圧倒的に体にいいと思っています」と言う。では、具体的に何が体にいいのか。「まずは、原料のホップです。ホップはビール特有の苦味と香りをもたらし、味を左右する植物ですが、ポリフェノールが含まれています。老化やガン予防につながるとされる抗酸化物質の王様のような存在です」(前同)
岡田氏によると、ポリフェノールのほか、ビールはカルシウム・マグネシウム・リン・カリウム・ビタミンB・ビタミンCも豊富。これらミネラルやビタミンに加え、発泡酒や第3のビールの中には食物繊維が豊富に含まれているものもある。