釣れた魚と旨い酒!日本全国釣り行脚 大阪府吹田市・神崎川産ギギ (2/2ページ)

週刊実話

特に、夕暮れ時は蚊の活性が異常に上がることがあり、釣りに集中できない状況となることもしばしば。

 夜半には落ち着くことが多いのですが、半袖&短パン&サンダル履きといった出で立ちで挑めば、集中砲火に遭うのは必至です。実際、ワタクシも痒さで気が狂いそうになるほど刺されまくった経験があるので、皆様もご注意くださいませ。

 さて、日もとっぷりと暮れ、あたりが暗闇に包まれてくると反応が増えてきました。「チリンチリン♪」と元気なアタリが頻発するのですが、ことごとくハリに掛かりません。

 それでも、かじられたエサを付け替えて再び投入することを繰り返していたところ、「チリリリリンッ!」と激しい鈴の音が…。竿を煽ると適度な手応えがあります。
「ようやく掛かったか!」

 ニヤニヤしながら巻き上げ始めますが、ウナギにしては引きが弱いような…。

 上がってきたのは型のよいギギでした。先ほどまで続いた細かい反応は、小型のギギがエサを取っていたのでしょう。背ビレと胸ビレに強靭な毒棘を備えているため、ペンチと毒魚用の魚つかみを駆使して注意深くハリを外すと、「グゥ〜グゥ〜」と鳴きました。

 この音が“ギギ”という名前の由来になったこの魚の特徴。毒棘は持っているわ、グゥグゥ鳴くわと実にケッタイな魚なのですが、意外や食味はよい魚だったりします。ということで棘をペンチで切り落とし、バケツにキープとなりました。

★少々臭うがそれもご愛嬌!?

 このギギという魚、一般的な知名度はほぼゼロに近いマイナー魚。しかし、琵琶湖周辺や京都では食用とされており、小洒落た和食の料理店で目にすることもあります。

 そんなギギ、今回は土用の丑の日が近いことから蒲焼きにして晩酌を楽しむことにしました。

 腹から身を開くと、きれいな白身にはうっすらと脂乗りが感じられ、何とも旨そうです。焼き上がって箸を付けると、フワッと柔らかい肉質は身離れがよく、淡白な白身はウナギとはまた違った美味しさです。

 ただ…住宅地を流れる都市河川という環境に棲んでいるせいか、若干の下水処理水臭が…。これはまあ、ご愛嬌ということで。

 ということで、ギギの蒲焼きでいったん食レポをしてしまいましたが、ウナギ狙いは続行しておりまして、まだ諦めておりません。果たしてこのあと、本命のウナギは釣れたのか? ということで、また来週…。

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三橋雅彦(みつはしまさひこ)子供の頃から釣り好きで“釣り一筋”の青春時代をすごす。当然の如く魚関係の仕事に就き、海釣り専門誌の常連筆者も務めたほどの釣りisマイライフな人。好色。

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