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【本好きのリビドー】 (2/3ページ)

週刊実話

知りたいと思い手にしたのが『101%のプライド』(幻冬舎文庫/600円+税)だった。

 2012年に発売された単行本。この年はロンドン五輪が開催され、つまり村田が金メダリストとなった年に刊行された1冊である。それを昨年文庫化しており、その間の2017年に村田は世界王者に初めて上りつめている。

 自伝的内容で、小学校6年のときに両親が離婚し反抗を重ねるが、高校の恩師との出会い(この出会いは、12日の試合に勝った直後、リング上でのインタビューでも口にしている)に救われる。だが、2008年の北京五輪出場は果たせず、また挫折。そして26歳でようやくロンドンに出場し、金メダルを獲得するまでがつづられる。

 みずからを「ヘタレ」と自嘲する男が、周囲の支えによって自分を冷静に見つめ、心を鍛えていく。単なる成功ストーリーという美談ではなく、どこにでもいる普通の男が、弱さや劣等感を地道に乗り越えていく姿が読みとれる。

 次戦はミドル級の怪物といわれる選手たちとのマッチメイクもささやかれており、さらに目が離せなくなってきた。
(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)

【話題の1冊】著者インタビュー さーたり
腐女医の医者道!私も子どもたちも大きくなりました!編 KADOKAWA 1,000円(本体価格)

★医療界が抱える問題を_知ってもらうきっかけに

――現役外科医としてご活躍中のさーたりさんですが、なぜコミックエッセイを書こうと思ったのですか?
さーたり 初めは軽い気持ちで始めた絵日記ブログでした。ブログが流行りだした頃、医者の書くブログはキラキラしたセレブ系か、病気の解説ばかりの堅いものしかありませんでした。そうではなくて、実際の仕事風景や日常を紹介したり、趣味の漫画の話をする“ゆるいブログ”があってもいいのでは? と思い、4コマ漫画で描き始めたのがきっかけです。男性同士の恋愛を好む女性を「腐女子」と呼ぶのですが、「女医」とひっかけて「腐女医」です(笑)。インパクトがあって、かつ私を表現するのにちょうどいいと思いブログタイトルにしました。

――ツイッターではオタクトークも満載ですね。

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