マスオも交代…『サザエさん』『ドラゴンボール』等、長寿アニメの声優の高齢化が浮き彫りに

日刊大衆

※画像はイメージです
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 8月5日、アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)のマスオ役、『それいけ!アンパンマン』(日本テレビ系)のジャムおじさん役で知られる声優の増岡弘(83)が、自身の高齢を理由に両番組から卒業することが発表された。

 今回の増岡のニュースから分かるように、『サザエさん』のような国民的アニメは、長寿番組であるがゆえに声優の高齢化が進んでいる。番組を卒業するマスオ役の増岡は83歳、サザエさん役の加藤みどりと、イクラちゃん役の桂玲子は79歳、タラちゃん役の貴家堂子も78歳だ。また、14年に心不全で亡くなった波平役の永井一郎さんは、当時82歳ながらも亡くなる前日までアフレコに参加していたという。

 そのほかの長寿番組にも80歳オーバーの現役声優が存在。アニメ『ドラゴンボール』(フジテレビ系)の孫悟空、孫悟飯、孫悟天役などで知られる野沢雅子(82)、『ルパン三世』(日本テレビ系)の次元大介役の小林清志(86)、『新世紀エヴァンゲリオン』(テレビ東京系)の冬月コウゾウ役の清川元夢(84)らがその代表格だ。

 一方、長寿アニメでありながら、『ドラえもん』(テレビ朝日系)のように途中で声優を一新し、若返りを図った例もある。かつてはドラえもんの声といえば、大山のぶ代(85)のイメージが強かったが、2004年に声優を交代。5人の主要キャラを同時に変えたことで、一気に声優陣の平均年齢を下げ、リニューアル感を出すことにも成功した。

 それでもドラえもんの声が大山から水田わさび(45)に変わった当初は、違和感を覚える視聴者も多かったが、今の子どもたちにとっては水田こそがドラえもんの声として定着している。

 そんな中、孫悟空の声でおなじみの野沢雅子は、7月放送のトーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演。その中で「128(歳まで)はできると思ってる」と発言し、多くのファンを驚かせた。そんな野沢のような一部例外的なパワフルな存在はいるが、今後も長寿アニメのキャストの世代交代の流れは避けられないのかもしれない。

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