大下容子アナ絶句! テレ朝だけじゃないテレビ局「陰湿パワハラ」事情
- タグ:
-
タモリ

8月6日発売の『FLASH』(光文社)が、テレビ朝日の『大下容子ワイド!スクランブル』のスタッフによる、陰湿すぎるパワハラ疑惑について報じている。
同番組は、この4月に『ワイド!スクランブル』から、23年ぶりにタイトルを変更し、『大下容子ワイド!スクランブル』としてリニューアルした、テレ朝を代表する平日昼の老舗報道番組だ。
記事によると、番組のオンエア後の反省会で、最近、チーフADから昇格したばかりの20代前半の女性ディレクターの口から「ここにいるAD全員、クビにしてやるからな!」という暴言が飛び出したという。
『FLASH』には、6月まで同番組で働いていた女性が、番組スタッフによるパワハラを告発しており、『ワイド!スクランブル』は「ADがすぐ辞める、業界で一番パワハラがひどい番組だという評判」だったと語っている。
さらに、同番組スタッフの間では古いパワハラ体質がはびこっており、ディレクターたちが物に当たる、机を叩くなどしてADを委縮させることは日常茶飯事。身体的特徴を侮辱するようなセクハラ発言もあるというから驚きだ。
「『FLASH』では、番組MCを務める大下容子アナ(49)に直撃し、事情を聞いていますが、大下アナ自身は、番組スタッフ間のパワハラについて知らなかったようですね。大下アナは“それが本当なら番組としてきちんと対応しなければいけません”と話していますが、この記事に関しては、ほぼ『FLASH』の報道通りのことがあったと聞いています。事態の改善に向けて具体的な動きが始まるといいのですが……」(テレ朝関係者)
テレビ朝日にとどまらず、テレビ局という超大企業でも、いまだにパワハラ体質が残る制作現場は少なくない。
■TBS&フジテレビにもあったパワハラ騒動
7月23日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)では、TBS系のバラエティ番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ(金スマ)』(金曜日20時57分~)の、番組制作会社に勤める男性Aが、番組出演者の女性に対し盗撮を行っていたと報じた。
「盗撮が行われていたのは2年前で、現在そのスタッフはクビになっているといいます。ただ、番組プロデューサーもスタッフから聞かされて、この盗撮動画の存在を知っていたというんです。しかし、番組スタッフが盗撮をしていたことが明らかになれば、騒動になると思ってしまったのか、プロデューサーは“黙っていろ!”と隠ぺいを指示したと『週刊女性』は報じています」(女性誌記者)
『週刊女性』の記事では、盗撮だけでなく『金スマ』スタッフの劣悪な労働環境も報じている。ADの労働時間は1日12時間以上が当たり前。帰宅することができず、1年で最低でも2~3人は辞めていく、といった過酷な状況が明らかになった。
「実は、このプロデューサーの所業は、5年前にも『FRIDAY』(講談社)で報じられたことがあるんです。当時は、『さんまのスーパーからくりTV』の担当だったんですが、番組の仕事が激務すぎて、プロデューサーの下で働く制作会社のAD、AP(アシスタントプロデューサー)らが2年で27人辞め、人員不足が原因で、番組が終了に追い込まれたと報じられたんです」(前出の制作会社関係者)
同じTBSの某番組においても、パワハラが常態化していたという。TBS関係者が話す。
「あるバラエティ番組の演出を担当していた人なんですが……もともとその人はADやディレクターに厳しく、暴言や手を出してしまうということもよくあったんです。それがエスカレートしてしまったのか、番組の編集をしている“自分たちを客観的に見てみろ!”といって、編集作業している光景を、撮影し始めたそうなんです。
その後、“やっぱりダメだろ!”と言い放ち、ADに対し、暴言や暴力をふるってしまったといいます。当然、撮影しているわけですから、証拠も残っています。この一件があり、この人は制作から別の部署へ飛ばされてしまいました」
さらに、昨年5月には『日刊ゲンダイ』が、フジテレビの報道番組プロデューサーA氏にもパワハラ疑惑があると報じた。
『日刊ゲンダイ』による報道が出た当初、部下にパワハラがあったとして、A氏は自宅謹慎処分を受けていたという。
「A氏はお酒の席でも仕事と無関係な悪口や罵詈雑言を言い続けていたといいます。A氏はパワハラが報じられ、報道番組からは外れました。ところが、5月1日から2日にかけて放送された令和特番『FNN報道スペシャル 平成の大晦日 令和につなぐテレビ』では、プロデューサー・総合演出を務めたんです」(放送作家)
同番組は、司会にタモリ(73)をキャスティングできたこともあり、視聴率9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、好視聴率を記録している。
「この功績もあったためか、最近の人事異動でA氏は編成部へ異動となりました。これは事実上の栄転です」(前出の放送作家)
長時間労働の激務、そして体育会系気質が多いことでも知られるテレビ業界。今後、制作会社も含め、早急なハラスメント対策が求められることになるだろう。