鎌倉時代に日本が侵攻されたとき、「神風」を起こして日本を守った風の神様とは? (2/3ページ)
この別宮の「風宮(かぜのみや)」と「風日祈宮(かざひのみのみや)」が、元寇の際に神風を起こしたと言われているのです。
風日祈宮(wikipediaより)
こちらに祀られているのは、風雨を司る「級長津彦命(シナツヒコノミコト)・級長戸辺命(シナトベノミコト)」という神様。
古事記ではイザナミ・イザナギ夫婦神によって産み出された神であり、「志那都比古神(シナツヒコノカミ)」と呼ばれています。
風宮(wikipediaより)
元々、風宮・風日祈宮は伊勢神宮の末社でした。しかし、元寇のときの活躍が認められて別宮に昇格したのです。末社から別宮というと、今の会社で言えば平社員から一気に幹部昇進ということでしょうか。かなりの大出世ですね。
大出世を果たした風の神様さて、末社だった神様がどうして元寇の折に昇格したのかと言えば、当時の朝廷から伊勢神宮に送られた勅旨によって祈祷が行われたからです。この祈祷によって神風が起こり、蒙古を撃退できたということなのでしょう。
その様子は、鎌倉時代の歴史書・増鏡(ますかがみ)にも記されています。増鏡は、1183年の後鳥羽天皇即位からおそよ150年間の歴史を扱っている書物です。
さて為氏の大納言、伊勢の勅使にて上る道より申しおくりける。