鎌倉時代に日本が侵攻されたとき、「神風」を起こして日本を守った風の神様とは? (3/3ページ)
勅をして祈るしるしの神風に寄せくる浪ぞかつくだけつる
引用元:増鏡
当時の風宮は風社(かぜのやしろ)、風日祈宮は風神社(ふうじんのやしろ)と呼ばれていました。
しかし、農耕に深く関わる風雨を司ることから、末社でありながらその存在はけっこう大きかったようです。出世するだけの素養は、元々 兼ね備えていたということでしょう。
イメージ画像(イラストAC:マルギムさんより)
その後 元寇を退けた功績が認められ、「風宮」「風日祈宮」となったのです。元寇以来、この風の神様には国難から守ってくれるという属性がつきました。
伊勢神宮に行った際にはぜひ風宮・風日祈宮に立ち寄って、風の神様に国の平和をお願いしてみるのもいいですね。
参考サイト
伊勢神宮 増鏡・全二十巻日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan