裏社会の酒癖が酷すぎたワースト10(2) (2/3ページ)
僕の小指がなくなるきっかけになった悲しい思い出です」(元ヤクザ・40代)
今では“飲酒運転絶対厳禁”を掲げる組が大半なのも、こうした失敗に学んでのことかも…。
◾️第3位「汚物は消毒だ」
酒を飲んでテンションが上がると、ついつい馬鹿をしてしまうもの。
もちろんそれは裏社会とて同様だが、馬鹿さ加減がダイナミックだ。
「酔っぱらうと消火器をまいてしまう癖があるんですよ。知らない人も多いんですけど、あれってピンを抜いてグリップを握ると、全部出し切るまで止まらないんです。だから、いつも気がつくと店中が真っ白で。最近ではまわりのみんながそれを期待している節があって、僕はいつもきつけられるんです(笑)」(半グレ・30代)
「このところ出回っている拳銃ってのは、20〜30年落ちの古いものばかりなので、試し撃ちの際も暴発が怖いじゃないですか。その点、酒飲んだら気が大きくなりますからね。『退屈だからあれでもやるか』と、若い衆と一緒に山の中入ってってバンバン撃ちまくってます」(現役ヤクザ・40代)
くれぐれも一般人が近くにいない場所で、練習していただきたいものである。
◾️第2位「プロの喧嘩」
酒席の名物といえば、なんといっても喧嘩。
裏社会においてはなおさらのことで、それぞれの逸話がウイットに富んでいる。
「一度、オカマと喧嘩になったんですが、こっちは女扱いしてしまうのでやっぱり手加減しちゃうじゃないですか。ところが向こうはものすごい打撃で、俺もボッコボコにされちゃって。あとから聞いたら、男だった頃はキックボクサーだったらしいです(笑)」(元ヤクザ・40代)
「若い頃は空手に柔道といろいろやりましたから、腕には自信があるんですよ。それでこないだ、居酒屋で騒いでいるガキどもがいたので注意したら、すごんできましてね。こんなヤツら全員ワンパンだなと、フルスイングで一発かましたら、逆に自分の肩が外れて『ちょ、ちょっと待って』みたいな。親分の前で大恥かいてしまいましたよ(笑)」(現役ヤクザ・40代)
喧嘩のプロたる裏社会の住人たちでも、「酒が入っちゃ絶対勝てないよな」とボヤく者が多いようだ。