彼女に「私AVに出るかも」と相談された時 男が言ってはいけない言葉とは? (1/2ページ)
どんなに年齢と経験を重ねても、他人の相談に乗るのは難しい。
20代の頃は「30歳をすぎたころには、積み上げた経験から、相談に対して気の利いたアドバイスができるようになるのではないか」と考えていたが、30代半ばとなった今は「40歳をすぎれば……」と思っている。つまり、この点に対して私はいかなる進歩もしていないわけだ。
■「何があっても君の意思を尊重するよ」にひそむいかがわしさ特に恋人からの相談は本当に難しい。
世の中には「恋人にしかできない相談」というやつがあるもので、それは「職場の上司の加齢臭がきつい」とか「小鼻の毛穴が目立つ」とか「尻が垂れてきたようなのだがどう思うか?」のような、鼻でもほじりながら聞き流しておけばいいものばかりではない。
極めて親しい関係だからこそ「親との関係に悩んでいる」といった半笑いで応じるわけにはいかぬものもあれば、「元カレに付きまとわれている」というこちらにも降りかかる厄介な火の粉が予想されるものもあれば、「好きな人ができた」という「それ、俺に相談するか?」というものもあるのである。
「女性の相談事は、アドバイスが欲しいのではなくて話を聞いてほしいのだ」という意見を聞いたことがあるが、全部が全部「うんうんわかるよ」とうなずいていればいいはずもなく、アドバイスや意見を求められるものも当然ある。
そんな時のために「何があっても君の意思を尊重するよ」という便利なセリフがあるにはあるが、聞きようによっては一歩引いた冷たい返答であり「俺を巻き込んでくれるな」というへっぴり腰が透けて見えないでもない。「こう言っておけば理解と包容力のある男に見えるだろう」という計算もうかがえる。あるいは、単に悩みへの関わり方とその手続きを考えるのを放棄しているだけかもしれない。いずれにせよ「何があっても、君の意思を尊重するよ」には、素直に受け取るべからざるちょっとしたいかがわしさ、胡散臭さがあるように思える。
■彼女に「私AV出ようかな」と言われたら「じゃあ、何を言えばいいんだ?」という話だが、正解はない。