地球温暖化に懐疑的な人は、自分の信念を支持する情報を集める為、科学者より49%多くのメディアをチェックしている (2/4ページ)

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・科学者の97%が温暖化を確信しているという事実

 気候科学の分野における最近の査読付き論文1万2000本の調査からは、97%の科学者が温暖化は生じていると信じていることが判明している。

 残りの3%の多くは、いつも発生している物事にも疑問を持つ人たちだ。

私たちは常に科学を疑っています。でもいずれは結論に達します。飛行機が墜落したとき、『ひどい、これは重力理論の欠陥のせいだ。科学者がこれを解明できていたら』とはなりませんよね。重力の理論ではなく、飛行機に問題があったと考えるはずです。

気候科学はそのレベルに達しています。つまり、それに対する疑問や不確実性がごく小さく、極端だと言えるくらい、私たちが自信を深めているということです。

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Image by luigi giordano/iStock

・温暖化の懐疑論者は確証バイアスを追求

 ヘンディ教授は、温暖化の懐疑論者はメディアによる確証バイアス(自分の意見を支持する情報ばかり集めること)を追求するだろうと考えている。

私たちは溢れる情報に囲まれていますが、その中で欲しい情報は自分の考えを確認させてくれるものです。だから温暖化が疑わしいと思っている人ならば、自然と懐疑的なメディアばかりを見るようになるでしょう。

残念ながらそれが人間というものです。
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