志村けん「お風呂のシーンは高嶋香帆ちゃんに継承!」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔前編〕
皆さん、お待ちかね! 今年の夏も、志村けんさんが、このコーナーに登場です。昨年同様、私は志村けん一座の舞台『志村魂2019』と『志村けん笑ショー 2019』に出演させていただきます。稽古の後の飲み会で、いろいろとお話をうかがいました。さらに今回は、共演者の磯山さやかさんと高嶋香帆ちゃんも参加してくれたので、まさに志村さんの“ハーレム座談会”です!
志村「毎年、ゆまちゃんのこのコーナーで舞台の話をしてるけど、『志村魂』に出て、何年目になるんだっけ?」
ゆま「私は5年目になります」
磯山「もうベテランだよね、ゆまちゃんも」
志村「何言ってんだよ(笑)、ベテランは磯山だろ。もう何年になる?」
磯山「私は今年で10年になります」
志村「そんなにたつのか!? 香帆ちゃんは、去年から参加しているもんな」
高嶋「はい。2年目です!」
志村「僕は14年目です!」
磯山「知っていますよ。『志村魂』が14回目なんですから(笑)」
ゆま「スゴイですよね。それでいて、今回も新しいネタが多いし、志村さんの弾く三味線の曲も違いますもんね」
志村「3つか4つはネタを入れ替えているよね。そのくせ、毎回ながら稽古時間が少ないよ。ほんと、皆さん、お忙しいから(笑)、なかなかスケジュールを出してくれないんだもん」
磯山「いやいやいや、志村さんがスケジュール、一番パンパンじゃないですか」
志村「そうか?」
高嶋「去年も驚いたんですけど、稽古期間が本当に短いですよね。普通、舞台は本番の1か月ぐらい前から、みっちりすると聞いていたんですけど……。今回の『志村魂』の稽古も13日ぐらいしかないですし……」
磯山「というか、志村さんの舞台で、1か月も稽古したことありましたっけ?」
志村「ありません(笑)。まあ、お芝居は毎回同じだから、あとはやれば体が思い出すんじゃないか」
ゆま「あ~、もう緊張してきました」
磯山「うん、うん」
ゆま「え? 磯山さんも緊張されているんですか?」
磯山「するよ~」
ゆま「私、5年前に『志村魂』に参加させてもらったときから、磯山さんはずっと落ち着いていらっしゃるから、全然緊張されていないんだと思っていました」
志村「俺も、そう思っていたよ」
磯山「いやぁ、緊張していますよ……ちょっと……」
志村「ちょっと、だろうが(笑)」
ゆま「ウフフ。磯山さんは毎回、私が舞台袖で緊張していると、すぐに察知してくれて、“大丈夫よ”と声をかけてくださるんです」
磯山「いやいや。ゆまちゃんが緊張しすぎているんだもん。ゆまちゃんは、きっと自分のキャパ以上に頑張ろうとしすぎる性格で、しかも周りに迷惑をかけちゃいけないっていう責任感も強いから、そうなっちゃうんだと思う。だから、“大丈夫よ、落ち着きなさい”って言いたくなっちゃう」
ゆま「くぅ~、磯山先輩! ついていきます!!」
志村「他の共演者の女優さんも言ってたよ。“磯山さやかさんが芸能界で一番、尊敬できる先輩”だって」
磯山「え? ほんと?」
志村「YouTubeで磯山さんの素晴らしさをアピールすると言ってたよ」
磯山「アハハ。うれしいです」
志村「実際、俺も助かっているんだよな。やっぱり女の子の着物の着付なんかは、俺たち男がああだ、こうだと言いにくいんだよ。そういうとき、磯山みたいな頼れる女性がいると、安心して任せられるから」
磯山「いやあ、こんなに褒められるなんて。今日のお酒はとてもおいしいです」
ゆま「私も磯山さんみたいに、尊敬される先輩にならなきゃね、香帆ちゃん」
高嶋「あ! はい。ゆまさんのことは尊敬しています!」
■若い女性と混浴したい?
志村「ワハハ。香帆ちゃんは今回、ゆまちゃんからお風呂のシーンを譲り受けたんだもんな」
高嶋「はい。志村さんと一緒にお風呂に入るシーンを、今回は私がやらせていただきます」
ゆま「やっぱり、志村さんも若い女性と混浴したいだろうなぁと思って、泣く泣く譲りましたよ(笑)」
志村「ゆま先輩に押しつけられたんだろ?」
高嶋「いえ、そんな……」
磯山「アハハ。でも、香帆ちゃんがお風呂シーンをすることで、コントも違った感じになりましたよね」
ゆま「お稽古中も、志村さんは、ふざけたアドリブばっかり入れてますもんね」
磯山「稽古中のアドリブがまた面白いんですよね。映像に撮って、テレビで放送したいぐらい」
志村「まあ、稽古も本番もそうだけど、舞台に立っている俺たちが楽しんでないと、お客さんも楽しい気分になれないんだよ。俺たちが心底、楽しそうにやっていれば、お客さんも“あの輪の中に自分も入りたい”と思ってくれるんだよね」
ゆま「なるほど。そういう気持ちで舞台に挑めばいいんですね。緊張している場合じゃないですね」
志村「緊張すること自体は悪くないんだよ。むしろ、緊張しないで舞台をやるのは、お客さんに失礼だからね」
高嶋「あの~、志村さんも緊張されることがあるんですか?」
志村「もちろん、毎回、舞台のときは緊張してるよ。俺も磯山さんのような“強い心臓”が欲しいね」
磯山「強くないって(笑)」
ゆま「志村さんなりの、緊張を克服する方法とかはあるんですか?」
志村「それはもう、稽古をみっちりやって、“これだけやれば大丈夫”という自信をつけるしかないね」
■磯山さやかに「あいつ、なんて名前だっけ?」
磯山「そう言いつつ、志村さんは舞台で、たまに役名を呼び間違えていますけど……昨年の舞台でも、いきなり私の名前を呼ぶからビックリしましたよ」
志村「つい、いつもの感じで呼んじゃうんだよな~」
磯山「逆に、こういう飲みの席では、私の名前を忘れているときがありましたね」
志村「最近だと、役の名前しか思い出せなくて、周りのスタッフに、“えっと、あいつ、なんて名前だっけ?”と聞いたことがあるよ(笑)」
ゆま「アハハ。私はダチョウ倶楽部のリーダー(肥後克広さん)と夫婦の役なんで、リーダーも舞台が終わった後、私のことを、役の名前で呼び続けているときがありました。途中で、“あ、違った、ゆまちゃんだったね”と気づかれるんですけど……」
志村「あいつもそろそろ、人の名前を覚えられない年なんだよ」
磯山「共演者の方でいえば、今回はスペシャルゲストで、森尾由美さんが出演してくれますね」
志村「一緒に仕事をするのは、23年ぶりなんだよ。『だいじょうぶだぁ』の頃だと思うんだけど、すごく仕事がやりやすかったというイメージがあるね」
ゆま「仕事以外で、お会いされることはあったんですか?」
志村「いや、ほとんど会った覚えがないから、実際に会うのも20年ぶりぐらいだよ。でも、あんまり変わっていないね。キレイだよな」
ゆま「すごくキレイですよね。私はお会いするのも、もちろん初めてだったんですけど、森尾さんのほうから気さくに話しかけてくれて、うれしかったです」
磯山「娘さんも2人いらっしゃって、もう、上の娘さんは20歳を超えているそうですよ」
志村「そんなに大きなお子さんがいるのかぁ。俺が知っているのはアイドル時代でさ。実は、森尾さんの自宅までお送りしたことがあるんだよ~」
ゆま「え? なんですか、それ。怪しいですね~」
磯山「これは詳しく聞かないとダメみたいね」(次号につづく)