8歳の息子をがんだと偽った母親、13回の不必要な手術を受けさせる…注目を集めたかった母親の病とは (2/3ページ)

リアルライブ

現在は、父親がクリストファー君を引き取って暮らしているようだ。『THE Sun』と『Fort Worth Star Telegram』は、母親は、周囲の注意を引くために子供の病気を誇張したり偽ったりする「代理ミュンヒハウゼン症候群」だと指摘している。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「ミュンヒハウゼン症候群は周りを巻き込む厄介な病気」「母親の満足のために利用された息子がかわいそう。息子の心の傷が完全に癒えることを願う」「寄付を募ったのは詐欺行為では? 善意で寄付をした人も傷つけた」「父親には息子を大切に育ててほしい」「医者がもっと早く気づくべきだった」などの声が挙がっていた。

 厚生労働省の『子ども虐待対応の手引き』によると、代理ミュンヒハウゼン症候群とは、親が医師に子供の病気を偽るだけではなく、下剤や睡眠薬などを子供に与え、親が故意に子供の病気を作り出すことだという。加害者となる親は、周囲の同情を誘うことで自らの心の安定を得るそうだ。親の不自然な態度から疑われることが多いが、断定するのは困難だという。

 特に幼い子供は親の意見を正しいと思い、親に従う場合が多いだろう。そんな子供の心を利用し、注目されたいという欲求から親が我が子を傷つけることは許されないことだ。

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