ここ日本じゃないの...? コソボ共和国の一角に、京都にそっくりな町並みがあった (2/2ページ)

Jタウンネット

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- リベット (@rivet999) 2019年8月20日

京都以外にも、兵庫のたつのや篠山、長野の妻籠宿や岐阜の馬籠宿の景観に似ているとの声がある。

Jタウンネットは8月21日、小山さんにその辺りの様子を聞いてみた。

「とにかく静かで、全く観光地化はされていません」

1998~99年に起きたコソボ紛争のイメージがあるためか、小山さんの写真を見て驚いた人は少なくないようだ。一見すると小京都のようだが、よくよく見ると外国語の看板がかかっていたり、イスラム教のモスクに付随する塔(ミナレット)がそびえたっているのが分かる。

看板が異国情緒を感じさせる
看板が異国情緒を感じさせる
ミナレットが見える
ミナレットが見える

小山さんによれば、ジャコヴァは町の多くがコソボ紛争で破壊されたため、新市街は新しい建物や破壊されたままの建物があるというが、写真のエリアでは従来あった木造の家屋が残っていたとのことだ。

「雰囲気はとにかく静かで、全く観光地化はされていません。日本にいるような感覚になったと思ったら、モスクからコーラン(聖典)が聞こえてきて今コソボにいることに気づかされるような不思議な町です」

小山さんは街の雰囲気をこう話す。きれいに整備された観光地とは異なり、生活感のある素朴な町並みが、より懐かしさを感じさせるのかもしれない。

日本から遠く離れた国で見つけた、昔懐かしい小京都のような風景。世界のどこかにはこのような街がまだまだたくさんあるのかもしれない。

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