『クレイジージャーニー』だけじゃない! TBSアナウンス部でもパワハラ騒動!?

日刊大衆

TBS
TBS

 TBS系で放送中の『クレイジージャーニー』といえば、ダウンタウン松本人志(55)、バナナマン設楽統(46)、小池栄子(38)の3人がMCを務める、人気紀行バラエティ番組だ。

 犯罪ジャーナリストの丸山ゴンザレス(42)や、世界の少数民族や先住民を被写体とする女性カメラマンのヨシダナギ(33)、『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)などでも活躍する“爬虫類ハンター”の加藤英明(40)など、この番組からブレイクした人物も少なくない。

 番組のDVD売上は21万枚を超え、TBSを代表するコンテンツとなった『クレイジージャーニー』。そんな番組をゼロから立ち上げ、演出を担当してきた、事実上の制作トップであるY氏が、番組ADに暴行を働いたため、番組から外れ、異動していたことが8月29日発売の『週刊文春』(文藝春秋)で明らかになった。

 記事によると、今年4月、TBS本社の隣にある編集スタジオで、編集作業に不手際があったとされるADの胸ぐらをつかみ、振り回した。その拍子にADが壁にぶつかり、流血する怪我を負わせてしまったという。

「Y氏は、過去には『クレイジージャーニー』でアラスカロケに行ったディレクターに対し、“お前全然(いい画が)撮れてないな!”と怒り、“自腹”で再撮影に行かせたりなどもしていたといいます。そういったたび重なるパワハラ行為に加えて、今回明らかになった暴力沙汰が決定打となって、7月の人事で他部署に異動となったようです。ただ、局の“体質”とでも言うのでしょうか……TBSではハラスメント関係の問題が後を絶たないんですよね」(制作会社関係者)

 7月23日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)が、元SMAPの中居正広(47)がMCを務める、TBS系で放送中の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ(金スマ)』の男性ADが、番組出演者の女性に対して、盗撮行為を行っていたと報じた。

「盗撮が行われていたのは2年前で、現在そのスタッフはクビになっているといいます。ただ、番組プロデューサーもスタッフから聞かされて、この盗撮動画の存在を知っていたというんです。しかし、盗撮が明らかになれば、自身の不手際になると思ってしまったのか、プロデューサーは“黙っていろ!”と隠ぺいを指示したと『週刊女性』は報じています」(前出の制作会社関係者)

『週刊女性』の記事では、盗撮だけでなく『金スマ』スタッフの劣悪な労働環境も報じている。ADの労働時間は1日12時間以上が当たり前。帰宅することができず、1年で最低でも2~3人は辞めていく、といった過酷な状況が明らかになった。

■小林豊アナも“パワハラ”で異動……?

 アナウンス部でも、つい最近までハラスメントが横行していたと、TBS関係者は明かす。

「TBSアナウンス部では、ここのところ、将来有望な若手アナウンサーが次々に辞めていくんです」

 2014年には田中みな実(32)が退社。2017年にはキャスターとしての実力も高く評価されていた久保田智子アナ(42)が退社。今年1月末には吉田明世アナ(31)、3月末には宇垣美里アナ(28)と、エース級の女子アナが続々と退社している。

「Y氏と同様に、小林豊アナウンサー(54)も、7月の人事でイレギュラーな異動をしているんです。実は、小林アナが異動したのも、後輩アナへのパワハラがあったのでは……と言われています」(前出のTBS関係者)

 小林アナといえば、1989年にTBSに入社したベテラン男性アナウンサーだ。過去には『関口宏の東京フレンドパーク』や『JNN NEWS』などの番組を担当していた。

 6月29日、アナウンス部からの異動が決定した後に出演したラジオ番組『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ)では、「まさにこれで(アナウンサーとしては)廃業ということ」と話し、異動先について「7月1日にできる部署なので、会社の方針であまり言えない」と、7月から新たにできる部署に異動になることを明かした。

 また、「(アナウンサーとしては)二度とマイクを持つことはないかと思います」と続け、「本音を言うと、二度としゃべるかよTBS」と、会社に対して毒づく場面もあった。

 前出のTBS関係者は話す。

「小林アナは、後輩アナにかなりキツく当たるんですよ。それは、小林アナが求めるアナウンサーのレベルが高いからだとも思うんですが……。ただ、多くの後輩アナがプレッシャーを感じて辞めていってしまったと聞こえてきます。『週刊文春』の記事にもありますが、TBSでは昨年新社長に佐々木卓氏が就任して以来、社内のハラスメントに今まで以上に厳しく対応するよう通達が出ました。アナウンス部にも上層部への“告発”があり、調査後、小林アナの“新部署”への異動が決定したといわれています」

 別のTBS関係者はこう言う。

「小林さんは、アナウンス部からも制作部からも煙たがれていましたね。彼はアナウンス部では窓口を担当していて、“アナウンサーの〇〇さんを起用したい”と発注したら、小林さんが一旦受けるんですが、その際、何かと突っかかってくるんです。窓口である小林さんに話を通した後は、直接アナウンサーとやりとりをするんですが、小林さんは後で“俺は聞いていない!”とか絡んできて、メールも嫌みな文面で送ってきていましたね。番組に起用したいアナウンサーに対してもグチグチ言うから、“小林さんは無視して直接やりましょう!”と言ってくるアナウンサーさんも多かった。

 昨年3月にTBSを退社してフリーになった安東弘樹アナ(51)は、小林さんの前に窓口を担当していましたが、真面目で後輩思いで、みんなに好かれていましたね。だからこそ退社後もTBSから仕事の依頼がたくさんあるんだと思います。小林さんは安東さんとは真逆でしたね」

 “人手不足”とも言われるTBSアナウンス部。今後、会社全体で改善に向かっていくことはあるのだろうか?

「『クレイジージャーニー』だけじゃない! TBSアナウンス部でもパワハラ騒動!?」のページです。デイリーニュースオンラインは、設楽統吉田明世宇垣美里小池栄子中居正広エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧