山根明前会長激白!「東京五輪金メダル3個が連盟のノルマ」新団体でボクシング界復帰!! (2/2ページ)
過去に前例のないことを、山根の一存で覆すなんてことはできません」
また、すっかり新体制となった日本ボクシング連盟に対してもチクリ。
「(現幹部には)いろんな噂がありますからね、JOCも知ってるはずや。困ってるんちゃう?」
今でも海外のアマチュアボクシング組織とは交流があると語る山根氏。
「韓国・済州島アマチュアボクシング連盟に招待されて、8月末に韓国に行くんです。台湾ボクシング連盟との親善試合でね。台湾もついこの間行ってきました。日本連盟の“海賊”(現幹部らのこと)らとは付き合いないですけど、海外のボクシング連盟からは電話もありますし、100%の付き合いをしています。今でも、子どもらや選手のための協力はいつでもしたいと考えています。
東京五輪は自国開催ですから、特別に出場枠が5名になっていますけど、通常は予選があります。自分が会長の時代は、勝たないと参加できなかったわけだから、天と地の差。それでもロンドン五輪では村田諒太選手が金メダル、清水聡選手が銅メダルと2人もメダリストが出ました」
最後に現在の日本ボクシング連盟に対して、こう注文を付けた。
「東京五輪では金メダル最低3個以上取らんことには、1000%現連盟の責任だね。3つ取って当たり前。取れない場合は、今の連盟の“海賊”の責任だね」
ボクシングへの情熱はいまだ衰えない山根氏。今後の夢を熱く語った。
「生きている間に、若い世代に夢を与える組織に関わって、世を去って行きたい」
山根氏のボクシング人生の総仕上げとなる新団体「WYBC」。“男・山根”の復活劇が今、始まる――。