尾野真千子の“全裸オナニー”が拝める衝撃の旧作『真幸くあらば』 (2/2ページ)

まいじつ

ならば、聖書で取り交わす〝秘密の通信〟を駆使して、満月の夜、と日時を示し合わせ、彼女は自室で、青年は独房で、脳内で感じ合うがごとく各々が〝疑似セックス〟的な自慰行為を行う。たとえ離れ離れでもイクときは一緒…という切なさがあふれる、文字通りの〝離れ業〟なのだ。

この尾野の聖なる、そして性なる〝儀式〟は満月に照らされた薄暗い部屋で、厳かに行われる。下着を取ったその全裸には月光が映えて神々しい。やがて自らの乳房を揉みしだき、もう一方の手は股間の敏感な部分へ…。

彼女、前出の新作『影踏み』では保育士役で「園児に〝貧乳〟って言われた」と苦笑するシーンがある。確かに控え目な胸は10年前も変わらないが、このスレンダー・ヌードは哀愁を醸し出し、決してマイナスではない、と弁護しておこう。

(映画評論家・秋本鉄次)

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Roman Samborskyi / Shutterstock

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