嵐がマッチを公開処刑? 不審者も出たジャニー氏「お別れの会」事件簿

日刊大衆

嵐がマッチを公開処刑? 不審者も出たジャニー氏「お別れの会」事件簿

 7月9日に亡くなった、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏の「お別れの会」が、9月4日、東京ドームにて執り行われた。

 1967年にジャニーズ事務所を創業し、数多くの男性アイドルを世に送り出し、一代で“ジャニーズ帝国”を築き上げたジャニー氏との最後の別れということで、所属タレントのみならず、多数の芸能人やテレビ局幹部なども参列する、大規模な会となった。

 東京ドームには多くの取材陣が詰めかけ、参列したジャニーズタレントや芸能人たちも取材に応じた。

「お別れの会」の現場を取材したスポーツ紙記者は言う。

「東京ドームに入る際、撮られても構わないという芸能人は取材陣の前を通って入場していました。撮影NGの人は、別の関係者口から入場したようですね。まず、10時30分頃でしょうか、元シブがき隊の“フッくん”こと布川敏和(54)が、姿を現しましたね」

 その後に、デヴィ夫人(79)、堀尾正明(64)、みのもんた(75)、前田美波里(71)といった、芸能人が続々と、取材陣の前を通り入場していったという。

「その後、登場したのが、当初“欠席するのでは”と言われていた郷ひろみ(63)。彼が姿を現した際には、現場のカメラマンたちが一斉にシャッターを切っていました」(前出のスポーツ紙記者)

 その後、舘ひろし(69)、真矢ミキ(55)が入場し、11時過ぎには薬丸裕英(53)も姿を現したという。

「大物芸能人の入場も終わり、お別れの会が始まって50分近くたった11時50分頃、取材陣の前に1台の車が停まったんです。皆が、誰が降りてくるんだろうと注目していたら、ジャニーズ好きで知られる日本テレビの青木源太アナ(36)……。これには取材陣から “なんで芸能人入口から来るんだよ”“ただのファンでしょ”“会社員はいいからいいから”と、冷たい声が飛んでいました」(前同)

■現役のジャニーズタレントも囲み取材に応じる

 その後、献花を終え、囲み取材に応じられる芸能人は、取材会場内に設けられた囲みスペースで順次取材に応じたという。

「今回、『A』『B』『C』という3つ囲みが作られたんです。『A』が最もスペースが大きいメインの囲みで、井上公造さん(62)をはじめとする芸能レポーター、女子アナ、カメラマンも大勢いました。『B』が二番目に大きいスペース。ここにもたくさんの記者やカメラマンがいました。『C』は『A』と『B』にあふれてしまった参列者が取材を受けるスペースというような意味合いでしたね」(同)

 12時10分頃から献花を終えた芸能人がちらほら出てきたという。

「『A』ではみのもんた、『B』では和田アキ子(69)、『C』では武田鉄矢(70)が、まず取材に応じていました。その後『A』で爆笑問題の2人、『B』では元光GENJIの大沢樹生(50)、『C』で元ジャニーズタレントの中村繁之(51)が。爆笑問題の取材が終わったところで、タイミングよく、フッくんが現れて『A』で取材に応じ、その後『A』で川崎麻世(56)が話していました。その後、しばらく間が空いて現役のジャニーズタレントたちが現れたんですよ」(同)

 まず、『B』でKinki Kidsの堂本剛(40)と堂本光一(40)が取材に応じ、しばらくして『C』に近藤真彦(55)が誘導されたという。

「ジャニーズ事務所幹部でもある近藤が『C』スペースで取材を受けることに、現場取材陣の間でも“マッチが『C』でいいの?”とコソコソ話されていました。近藤も『C』に誘導される際、何度も『B』で取材を受けるキンキのほうを確認していました。“お前らが『B』で俺は『C』なの!?”って思っているふうにも見えましたね。事実、キンキのところには常に、記者が20人、カメラが10台ぐらいある一方、マッチの取材エリアは記者やカメラマンとも少なめでさみしい感じでした」(同)

 Kinki Kidsの剛は、「家族より長く一緒にいた人でもありますし、お父さんの代わりをしてくれたこともありますし、友だちみたいにしてくれたりもしました。ただ、一つ、謝らないといけないことがあり、それはジャニーさんのモノマネをしすぎたことです」と笑いを交えてジャニー氏との日々を振り返った。

「今も心に残っている言葉やメッセージはあるか」という質問に、光一は「それは“ユー、最悪だよ!”です」と切り出し、「(その言葉こそが)ジャニーさんの愛情なんだなと、もちろん分かっていますし、またそういうふうに言ってほしいです」と話した。

 その直後、の5人が姿を現したという。

「嵐は、空いている『A』に、当然のように誘導されました。嵐が姿を現した瞬間、取材陣は『A』エリアに殺到。カメラは50台ぐらいあったんじゃないでしょうか。嵐の登場で、ただでさえ寂しいマッチの『C』から、さらにカメラマンが『A』にごっそり移動。『C』はより寂寥感が漂う感じになっていましたね……。ただ近藤はまったく気にせず、ジャニーさんは小さなウソでも真剣に怒ってくれて感謝している、と話し、ジャニーさんは天国で、“ユー恥ずかしいよ、と言いながらも喜んでくれていると思います”と語っていました」(同)

 また、嵐の5人もそれぞれジャニー氏との思い出などを語り、松本潤(36)は「僕たちに何ができるのか、微力だとは思いますが、これからやりたかったことというのを、自分たちもその道をジャニーさんの思いと一緒に歩けたらいいなと思います」と、今後もジャニー氏の思いとともに、これからもエンターテインメントの道を歩みたいと話した。

■怪しい男が現場に……

 取材の途中にはトラブルもあったという。

「今回の『お別れの会』の情報解禁は14時だったんです。なのに読売新聞のWEB版が12時過ぎに出しちゃったようで、“すぐに下げてください!”と注意されていました」(別のスポーツ紙記者)

 また、囲み取材時には“不審者”も出現。

「囲み取材をするでもなく、現場にただただたたずんで、ずっと携帯をいじっている男がいたんです。不審に思った現場スタッフが男に対し“ちゃんと受付通りましたか?”と問い質す場面がありました。

 男は名刺を提示していましたが、『Oジャーナル』という聞いたことないような媒体の記者でした。後で調べたら実在するようでしたが、スタッフの方が“上の人間に確認してきます”と、現場を離れた瞬間、男は猛ダッシュで逃げていったんです。どういうつもりで現場にいたのか謎……。ただ大きな事件などにつながらず本当に良かった。スタッフの方には感謝したいですね」(前出の別のスポーツ紙記者)

 囲み取材のラストを飾ったのは、来年の同時デビューが決まったSnow ManとSixTONESの2組だったという。

「2組は一緒に取材に応じていました。ただ、カメラマンから“2グループの境目ってどこですか?”と聞かれ、並んでいたSnow Manの岩本照(26)とSixTONESのジェシー(23)が、やや気まずそうにちょっと隙間を空けていました。マスコミからの認知度はこれから、ということですね。

 Snow Manの岩本は“Snow ManとSixTONES、これから出てくるスターたちがみんなで時代を作り上げていって、生まれ変わってもジャニーズに入りたいと思う時代を作っていくべきだと今日改めて思いました”と熱く語っていましたよ」(前同)

 大物芸能人、ジャニーズOB、現役ジャニーズタレントと、多くの参列者が詰めかけた「お別れの会」。残った者、去った者、皆が一同に会することができる場を提供したジャニー喜多川氏の偉大さが、改めて感じられる会になったようだ。

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