「松井と高橋」VS「原と阿部」!巨人軍次期監督サバイバル戦 (2/3ページ)

日刊大衆

これは、オレの次はお前だから、しっかりやれという後任指名と言える発言です」

 原監督の契約は3年間。その間に帝王学を叩き込み、阿部に監督を継がせる青写真を描いていたという。「確かに阿部にはカリスマ性がある。大学時代、阿部と同じ東都リーグでプレーしていた村田修一が巨人に移籍してきた際、阿部が入ってきただけで、ロッカールームの空気が一変したことに驚愕していました。リーダーとしての資質は十分にありますよ」(夕刊紙デスク)

 その資質を認めていたのが、ほかならぬ原監督だ。原巨人が日本一となった2012年シーズンは、まさに阿部の黄金時代で、MVPも獲得している。

 今季も、満身創痍の阿部がファームでの調整を希望したところ、原監督から電話があった。「お前さんがベンチにいないと寂しいよ」阿部は、この原監督のひと言で、1軍への合流を決意したという。このように、原と阿部の関係は盤石だ。

「原自身は3年契約終了後、阿部を監督に就け、自分は後ろ盾として巨人軍を牛耳る、いわば院政を狙っているという話もあるね」(球界事情通)

 原監督は選手編成権も持つ“全権監督”を条件に、再び指揮を執ることを決断したといわれる。後任監督を指名し、その影響力を禅譲後も保ちたいという計算は当然あるだろう。

■松井と由伸の絆

 ところが、その目論見は瓦解しつあるという。その原因となったのが、8月29日の広島戦、東京ドームの解説席で肩を並べた2人の男だった。

「松井と由伸です。日本テレビが、昨年まで監督を務めた由伸と、アメリカ帰りの松井の解説を、今夏の野球中継の目玉としてセットしたんです。何週間も前から“世紀のダブル解説”として、膨大なテレビCMを打って盛り上げていましたね」(民放関係者)

 年齢は松井が一つ上で、現役時代はセンターとライトでコンビを組んだ間柄。当日の放送では、その絆が改めて強調された。

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