長嶋茂雄と松井秀喜、栗山英樹と大谷翔平…プロ野球「師弟の絆」秘話 (4/5ページ)

日刊大衆

「メジャーでは外角低めでも簡単に打たれますが、とは言うものの、常にそこに投げられる能力だけは身につけておきたい」と田中はインタビューで答えている。

 長嶋茂雄と阿部慎之助も師弟関係にあたる。01年、ドラフト1位で巨人に入団した阿部だが、当時の監督は長嶋茂雄だった。その前年、チームを日本一に導いた村田真一がいながら、新人捕手を抜擢するのは巨人にとって大きな決断だった。「打てる捕手を欲しがった長嶋さんの思いが、阿部の1軍定着を後押ししました」(巨人軍関係者)

■巨人の歴史に残る大投手に

 藤田元司監督の下で大きく成長したのが平成の大エース、斎藤雅樹だ。89年、いま一つ伸び悩んでいた斎藤が藤田から声をかけられた。「今、オーバースローで投げているが、君の腰の回転はサイドスローに向いている。思い切ってサイドスローに変えたら、うまくいくんじゃないか」

 この藤田のひと言で斎藤が覚醒。巨人の歴史に残る大投手に成長したのだ。

 藤川球児星野仙一監督の下でストッパーとして頭角を現した。「阪神監督就任当時、星野は杉下茂氏を通じて、藤川にフォークを教え込もうとしたんです。杉下氏はフォークを投げる前提として、ストレートを磨いてこいと藤川に厳命。

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