本命は高津ではない? 小川・宮本退任のヤクルトが求める次期監督の有力候補とは (2/2ページ)
2度目の小川監督にはチーム再建、戦力が整って、次期監督で優勝を狙う…。この流れに当てはめると、小川監督の参謀役に抜てきされた宮本ヘッドを次期監督と見るのが自然である。しかし、
「宮本ヘッドが先に引責辞意を球団に伝え、あっさり認められました。球団は今季で監督任期の切れる小川監督の退団を否定していません。小川監督には『しばらくしたら、フロント職で戻ってきてほしい』と言い、若い宮本ヘッドには何もナシです」(前出・関係者)
小川監督が先に辞意を表明し、宮本ヘッドがそれに追随するのなら、不自然ではない。そして、帰還を呼び掛けるとしたら、若い宮本ヘッドの方だと思うが…。
ファンが古田氏の帰還を望むのは、愛された選手だったからだろう。また、90年代の強いヤクルトの象徴的な存在でもある。当時のヤクルトは、野村克也監督が選手を育てなからチームも強くなっていった。古田帰還論には、そんな90年代の再現を願っての声も込められているのかもしれない。(スポーツライター・飯山満)