「早死にサウナ」と「長生きサウナ」(1)我慢比べでは「ととのう」どころか… (2/2ページ)
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テレビ東京
その後、ビールを一杯ひっかけ、そのまま再び夜の街に繰り出す。昭和の社交の風景が、第一次サウナブームを牽引していたが、今の第二次ブームは、健康にも配慮した「カラダに優しい」サウナが主流だという。
では、正しいサウナの入り方とはどんなものか。「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京系)でもおなじみの、秋津医院の秋津壽男院長が語る。
「サウナのメリットは快適にいい汗をかいて老廃物を出すこと。また、オフィスのエアコンなどで狂ってしまった体にメリハリのある刺激を与えて、本能的に持つ強弱を思い起こさせることで自律神経を鍛えられることです。しかし、長時間のサウナは百害あって一利なしです。中高年のサウナ好き男性の間には、熱い湯に長い時間入っているのが粋という江戸っ子のやせ我慢文化が根強いけど、これが大間違い。サウナは我慢するほど体に負担がかかり、血圧が上がって脳出血などを引き起こすこともある。サウナの室内では、時計を見ながら何分入れるかと我慢比べのような雰囲気になりがちですが、人と競争したりはせずに、苦しさを感じるようになったらすぐに外気に触れたほうがいいでしょうね」
もはや、長生きサウナに「我慢」の文句は厳禁と言ってもいい。