天才テリー伊藤対談「山下真司」(3)「太陽にほえろ!」撮影初日に遅刻して… (2/2ページ)
山下 朝、ボス(石原)に挨拶に行くと「スニーカー、ちょっと来い」と言われるので何かと思ったら、「俺はホンを読んでないしセリフも覚えてないから、今回どんな話か説明しろ」って言われるんですよ(笑)。
テリー ハハハ、すごい。山下さんは台本が頭に入っているんだ。
山下 現場で台本を見ていたら怒られますからね。それをしていいのはボスだけですよ。いつも座っている机の引き出しを開けると、自分のセリフに赤線を引いた台本が開いて置いてありますから。
テリー 裕次郎さんが席からなかなか立たない理由はそれだったか(笑)。
山下 でも休憩時間はサイフォンでコーヒーを沸かして飲ませてくれたり、ものすごく優しく接してもらいました。そうそう、年に一度1週間の正月休みがあって、ハワイのワイキキにあるボスのマンションにみんな呼ばれるんですよ。
テリー おお~、それは贅沢ですね。
山下 ボスはブリーフ姿で迎えてくれました。その時は渡(哲也)さん、神田(正輝)さんもいらしてたんですが、たまたま階下のほうで誰かが爆竹で遊んでいたのを見たボスが「誰か買ってこい」って。それで、みんなしてベランダで火をつけて遊んだり。
テリー 危ないな~、そんなヤンチャなことやってたんですか。
山下 本当にムチャクチャなんですよ。次の日はゴルフに連れて行ってもらったんですが「上、脱いで大丈夫だぞ。早く脱げ」って、やっぱりボスがパンツ一丁になるんですよ。しかたないから僕と神田さんも一緒に裸になりましたけど(笑)。
テリー フフフ、絶対に大丈夫じゃないですけど。
山下 そんなことできたのはボスだけでしょうね。それだけ、おおらかな時代だったし、遊ぶ時はとことん遊ぶ人たちだったんです。