超話題“タブー上等”昼ドラ『やすらぎの刻~道』Pが語る現場裏話!【後編】 (4/7ページ)

日刊大衆

 夏休み、お盆、終戦記念日のタイミングでこのエピソードを放送したのは、先生にも、我々にも「若い人たちに戦争のドラマを見て欲しい」という想いが、ものすごく強くあったからですね。

――確かに、『道』では若い方に人気のある方がキャスティングされていますね。

 風間俊介さんやKis-My-Ft2の宮田俊哉さん(30)を見たくて、というのがきっかけでも構いません。若いファンの方が番組を観てくれて、その上で「戦争ってこういうものだったんだ」っていうことを知ってもらえばと思います。

 もちろん、お昼のドラマなので、学校や仕事で見られない人が大半なのは百も承知なんですが、リアルタイムじゃなくても、録画でも配信でもいいので、若い人に観ていただけたらと思っています。

 実際に、SNSなどの反応を見ていると、夜の9時以降にもう一度波が来るんで、帰宅後に見ていただいている方が一定数いらっしゃるようで、若い人にも見ていただけているのかな、というのは、なんとなく肌で感じています。

――作中では、主人公の兄や従兄が徴兵から逃げようとします。そういうこともドラマで描かれることは少ないですね。

 戦争に行くのを拒否するというのは、パッと見では“逃げ”ですが、彼らが選んだ選択肢というのは、本当に“逃げ”なのか。もっと厳しい戦いに身を投じたのではないかというような思いはあり、役者さんともよく話し合いました。

 そういった、“逃げるヒーロー”というのは、あまり描かれてこなかったと思います。終戦を迎える時にラジオで玉音放送が流れても、天皇が何と言っているのか分からなくて、戦争が終わったことに気づかない、というシーンがあるんですが、そういう描き方も、最近のドラマではあまり描かれてこなかったんじゃないかと思います。

■『郷』と『道』のギャップ

――『郷』パートと『道』パートが順番にやってくるというのが、また面白いですね。

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