ハングリー精神は、大人でも鍛えられるの? (3/3ページ)

マイナビウーマン

たとえば大学生でも、入学した時に毎年の目標や卒業時点での目標を明確にすると、漠然とただ4年間過ごして、なんとなく卒業した、ということがなくなります。

☆自信を持つ

さらに、「自分なら、きっとできる」という自信を持つことも重要です。

スポーツの世界で成功したハングリー精神の持ち主たちは、少なからず「自分は世界一になれるはず」という、強い思いがあったことでしょう。そういうと“うぬぼれ”ているように感じられるかもしれませんが、それくらい、自分に自信を持つことは大切なんです。

■ハングリー精神が強すぎると……

そんなハングリー精神ですが、困難に打ち勝って勝利を手にしたり、逆境から這い上がるというポジティブさの反面、他人を蹴落としたり、周囲の調和を乱したり、ガッツく感じをうっとおしいと感じられたりと、ネガティブな側面もあるかもしれません。

基本的には、ビジネスの世界でも、スポーツの世界でも、ハングリー精神があって悪いことはないでしょう。ただ、ハングリー精神の源泉でもある「向上心」があまりにも強すぎると、どんなに成功しても現状に満足することがないので、心が安まることはないかもしれませんね。

◇ときに、周囲に迷惑をかけることも……?

ハングリー精神が強い人が、自分の心が安まらないというのは本人の勝手ですが、時にはそれで周囲に迷惑をかけることもあるでしょう。

たとえば、目標の実現に向けての努力を周囲にも強いることがあります。他人を蹴落としてまでということはないでしょうが、逆に周囲がついていけなくてうんざりするということもあるかもしれません。

ハングリー精神は、もともとは貧しく恵まれない環境から脱出するために必要な強い気持ちでしたが、今では、向上心や意欲的な態度と考えたほうがわかりやすいかもしれません。ですが、それも強すぎると、必ずしもいい効果ばかりが期待できるというわけでもなさそうです。なにごとも、“適度”というのがポイントなのかもしれませんね。

(平松隆円)

※画像はイメージです

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