ザ・ドリフターズ 仲本工事が明かす「全員集合」裏話(4)ジャズ喫茶で加藤茶と遭遇 (2/2ページ)
4年生の12月にメンバーを集めていたザ・ドリフターズをやらないかという話があって、就活しないまま、翌年1月に入団しました。
ドリフは元は、桜井輝夫とドリフターズというバンドで、それを引き継いだいかりやさんがコメディーバンドをやりたいということで、人を集めていた。それで音楽担当にボクが欲しいと。
これにはオヤジが「何のために大学に行かせたんだ、芸能界なんてとんでもない!」と怒った。それでもいかりやさんは諦めないでウチにやって来て「私に預からせてください。全責任を持ちますから。息子さんが辞める時は、私が辞める時。私は辞めない」と、首を縦に振らなかったオヤジを懸命に説得してくれたんです。
峯田淳(コラムニスト)